令和5年6月吉野川市議会定例会 一般質問
1.市街地徘徊鳥獣対策について
(1)市街地での被害状況は
(2)今後の対策は
近年、野生鳥獣が市街地や住宅地などに現れ、人身被害や、その
恐れが生じる事案が全国各地で発生しています。
鳥獣被害の防止対策は、農業や林業に関わる人達だけではなく
市民全体にとっての課題であると認識しなければなりません。
先日の薫風会の代表質問でもありましたように、我々薫風会は、
農林水産省の鳥獣対策室の担当官から「鳥獣被害の現状と対策」の
研修を受け、また地方議会セミナーで「鳥獣害の現状」や「鳥獣
被害に強い地域づくり」などの研修を受講し、全国の鳥獣被害や
その対策などを学んできましたが、近年では森林被害や農作物被害
だけでなく、鳥獣害が市街地で多発しており、全国各地の市町村が
その対策に追われているとのお話もございました。
森林や農作物の被害対策も重要ですが、鳥獣が市街地を徘徊した
場合に、子どもや高齢者などを始め市民の皆さんの身体や財産に
被害を与えないような対策を取ることも必要な事だと思います。
そこで、本市の市街地での鳥獣被害の実情と対応を質問いたした
いと思います。
令和5年4月には徳島県から、近年、野生鳥獣が市街地や住宅地
に現れ、人身被害や、その恐れが生じる事案が発生していることを
踏まえ、鳥獣による人身被害の発生や拡大を防止することを目的と
して「市街地徘徊鳥獣対応ガイドライン」が策定されました。
それによりますと、市町村はこのガイドラインを指針として、それ
ぞれの実情に応じた連絡・連携体制の整備に努めるものとする。
とありますが、本市の対応マニュアル作成や今後の対応について
質問いたします。ご答弁、よろしくお願いいたします。
○答弁:香西産業経済部長
市街地での「徘徊鳥獣対策」についてのご質問に対し、順次ご答弁
申し上げます。
昨年11月、小松島市の市街地などにイノシシが出没し、市民に危害
を加えるという人身被害が発生しました。
本市におきましては、平成26年に鴨島町知恵島の住宅街に1頭の
イノシシが出没し、小学校敷地内の幼稚園出入り口の扉に突進する
という事案の発生がありましたが、イノシシはその場から逃走した
ため、幸いにも、園児や教職員に危害が加わることはなく、危険を
回避することができました。
平成26年当時の対応といたしましては、まず、イノシシの目撃情報
が市に入った後、直ちに「阿波吉野川警察署」「猟友会地区有害鳥獣
捕獲班員」と連携し、周辺捜索や注意喚起の広報等を行いました。
また、吉野川河川敷へ逃走後は、国土交通省徳島河川国道事務所の許可
を得て捕獲用オリを設置するなど、すみやかな対応に努めたところで
ございます。
次に、議員お話しの「市街地徘徊鳥獣対応ガイドライン」につきましては、
本年4月に徳島県が策定し、鳥獣による人身被害の発生や拡大の防止を
目的に、市街地でのイノシシによる人身被害の発生時等における、県・
市町村・警察署などの関係機関相互の連絡体制の整備や役割等が示され
たところでございます。
今後における本市の対応といたしましては、市ホームページや広報誌
等により鳥獣と遭遇時の注意点や対処方法の普及啓発に努めると共に、
県のガイドラインを参考にし、各関係機関等の迅速かつ適切な対応、
人身被害発生や拡大防止、市民生活の安全安心のさらなる確保に向け、
市独自の対応マニュアルの作成を検討してまいります。
以上でございます。
○要 望
ありがとうございました
鳥獣被害につきましては、森林や農作物の被害対策も重要ですが、鳥獣
が市街地を徘徊した場合に、子どもや高齢者などを始め市民の身体に被害
を与えないような対策をとることも早急に検討していただき、万一、住宅
街などにイノシシなどが出没した場合に、市民の安全を確保できる対策を
とって頂くことを要望して、次の質問に移りたいと思います。
2.交通弱者対策について
(1)高齢者等外出支援タクシー料金助成事業の現状は
(2)介護タクシーや福祉タクシーとの併用は
で あります
新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが2類から5類感染症に
移行し、新型コロナウイルス感染症対策は、人々の生活、経済構造、社会
インフラなどに及び大きな変革を促し、新しい日常(ニューノーマル)
始まってきています。
しかし、新しい日常が始まっても地域の課題は解決されないままで
あり、加速する少子高齢化・人口減少の問題等に今後も取り組んで
いかなければなりません。
特に、高齢化が進む本市において、住みやすい街づくりを目指すこと
も大切なことではないでしょうか。
そこで、以前より要望を行っております免許証返納者や高齢者など
の交通弱者への対応について質問したいと思います。
令和元年12月定例会で薫風会が高齢者や免許返納者などの交通弱者
への移動支援策について質問を行い、市は市民の要望を聞くために
令和2年に市民アンケートを実施しました。さらに、令和3年9月
定例会において、交通弱者へのタクシーチケット配布を提案したと
ころ、高齢者等外出支援タクシー料金助成事業が令和4年7月から
実施され、今年度からは一部対象条件が緩和され実施されると
今定例会の市長の所信でもございましたが、もう少し詳しい内容と、
昨年度の利用実績や市民からの反応、またタクシー事業者からの
意見はどうなのか をお伺いいたします。
また、従来からある介護タクシーや福祉タクシーとのタクシー
チケットの併用は出来ないのかについて質問します。
介護タクシーは、訪問介護サービスのうち、指定事業者のホーム
ヘルパーなどの資格をもった運転手が、通院などの際に家から
タクシーまで、また、タクシーから病院の受付までの移動や乗降車
の介助をするサービスです。
この介護タクシーのタクシー運賃に高齢者等外出支援タクシー料金
助成事業を併用出来ないでしょうか。
次に、福祉タクシーについてですが、福祉タクシー事業は美郷地区
にお住まいの高齢者や障がいを持った方を対象に、タクシー代を
助成する制度ですが、福祉タクシーのタクシー運賃に高齢者等外出
支援タクシー料金助成事業を併用出来ないでしょうか。また、利用
できる範囲は美郷地区内に限定されておりますが、令和4年度から
山川地区も過疎地域に指定されましたので、福祉タクシーの利用
範囲を山川町の山間部まで地域を拡大することは出来ると思うの
ですが、併せて市の見解をお伺いいたします。
〇答 弁 岡田市民部長
交通弱者対策に関するご質問にご答弁を申し上げます。
まず、「高齢者等外出支援タクシー料金助成事業の現状は」に
ついてでございますが、令和4年度実績は、申請件数780件、
助成券交付件数738件となっております。この内、73.9%
の545名の方が助成券18枚中の14枚以上のご利用を頂き、
62.6%の462名の方が助成券18枚綴り全てをご利用
頂いています。
また、助成券利用者に対しての翌年度への継続申請を兼ねた
アンケート調査結果では、感謝の声や、ぜひ続けて欲しいとの
お声が多数あるなど、概ね好評でございましたが、中にはワン
メーター程度の利用は運転手さんに悪い、タクシー会社に電話
してもつながらない等のご意見も数件ございました。
タクシー事業者からは、事務手続きが煩雑である、車両数が限ら
れているため、全ての利用希望者に対応しきれない等のご意見
もございました。
なお、6月1日現在における今年度の、本事業申請件数は797件、
助成券交付件数は766件となっております。
次に、「介護タクシーや福祉タクシーとの併用は」についてで
ございますが、まず、介護タクシーとの併用につきましては、
本事業の介護保険サービスによる介護タクシーを利用されている
場合は、使用することができません。
すべての介護タクシー運賃へ、本事業を併用させることに関し
ましては、今後、対象となる場合の基準の精査を行うなど、
更なる検討が必要であると考えます。
続いて、美郷地区で実施しております福祉タクシー事業との併用に
ついてでございますが、最初に福祉タクシー事業内容をご説明
いたします。
事業対象者は、美郷に居住し世帯内に車両を所持して
いない方の内、次のいずれかに該当する方になります
〇60歳以上で市民税非課税の方、
〇身体障がい者手帳1級・2級の方および療育手帳
A・Bの方
〇前述以外の身体障がい手帳を有する方のうち下肢
に障害がある方
〇生活保護世帯の方
〇その他市長が特に必要と認める場合でございます。
利用区域は、美郷地区内、利用内容は自宅から最寄りの
市営バス停、診療所、小売店、官公庁等までの往復、
補助内容は運賃を全額自己負担していただいた後に、
その運賃の8割を申請することにより補助する制度で
ございます。
議員ご質問の、福祉タクシーへの併用につきましては福祉タクシー
制度が運賃の8割を補助することから、助成券を利用することは、
それぞれの制度の主旨にそぐわないため好ましくないと考えております。
また、対象範囲を山川町の山間部まで新たな範囲として拡大することに
関しましても、ただちの見直しは困難であると思われます。
しかしながら、美郷地区以外の市内山間部に居住され、移動手段に
苦慮される方が、おられることも事実であることから、制度内容の
見直しを検討する必要があると考えています。
いずれにしましても、今後、一般タクシー、介護タクシー、福祉
タクシーまた、代替バス事業を含め、本市の交通路網や交通事業
全体について、経済的や効率性も勘案した上で、市民の皆様に
分かりやすく、また利便性の高い制度の構築を目指して参ります。
以上でございます
〇要 望
ありがとう ございました。
昨年度から始まった「高齢者等外出支援タクシー料金助成事業」は、
市民の皆さんの評価も高く順調に滑り出したようです。これからも、
より多くの交通弱者の皆様が利用できるような、対応をお願い
いたします。
介護タクシーとの併用につきましては、基準の精査を検討して
いただけるとの事ですが、介護保険サービスの対象は、車の乗り降り
に対してだけなので、タクシー運賃に対しての併用を検討して
頂きたいと思います。
また、福祉タクシーとの併用につきましては、美郷地区だけでなく、
山川・川島・鴨島の山間部の交通弱者に対しての制度内容の見直し
を進めて欲しいと思います。
少子高齢化・人口減少が急速に進む全国の各市町村でも、高齢者等
の交通弱者への公共交通サービスとして、デマンド型乗合バスや
コミニュティバス、過疎地有償運送など様々な取り組みが行われて
おります。先日も、東みよし町が新たに乗り合いタクシー制度を
導入いたしました。
交通弱者を守るための地域公共交通計画は、その地域・地域で違う
のは当然ですが、快適で文化的な日常生活を送るために買い物に
行ったり、銀行に行ったり、市役所に行ったりする市民の生活を
守る手段であり、また、病院などに通ったりする自分の生命を
守る手段でもあります。
ご答弁の最後にございました、市民の皆様に分かりやすく、また
利便性の高い制度の構築を目指すという言葉を聞いて安心いたし
ました。是非とも早めに検討して頂き、交通弱者の皆様が安心して
快適な生活ができるような、持続可能な地域公共交通計画を
前向きに進めて欲しいと思います。
以上で、私の一般質問を終了させて頂きます。
ありがとうございました。
1.市街地徘徊鳥獣対策について
(1)市街地での被害状況は
(2)今後の対策は
近年、野生鳥獣が市街地や住宅地などに現れ、人身被害や、その
恐れが生じる事案が全国各地で発生しています。
鳥獣被害の防止対策は、農業や林業に関わる人達だけではなく
市民全体にとっての課題であると認識しなければなりません。
先日の薫風会の代表質問でもありましたように、我々薫風会は、
農林水産省の鳥獣対策室の担当官から「鳥獣被害の現状と対策」の
研修を受け、また地方議会セミナーで「鳥獣害の現状」や「鳥獣
被害に強い地域づくり」などの研修を受講し、全国の鳥獣被害や
その対策などを学んできましたが、近年では森林被害や農作物被害
だけでなく、鳥獣害が市街地で多発しており、全国各地の市町村が
その対策に追われているとのお話もございました。
森林や農作物の被害対策も重要ですが、鳥獣が市街地を徘徊した
場合に、子どもや高齢者などを始め市民の皆さんの身体や財産に
被害を与えないような対策を取ることも必要な事だと思います。
そこで、本市の市街地での鳥獣被害の実情と対応を質問いたした
いと思います。
令和5年4月には徳島県から、近年、野生鳥獣が市街地や住宅地
に現れ、人身被害や、その恐れが生じる事案が発生していることを
踏まえ、鳥獣による人身被害の発生や拡大を防止することを目的と
して「市街地徘徊鳥獣対応ガイドライン」が策定されました。
それによりますと、市町村はこのガイドラインを指針として、それ
ぞれの実情に応じた連絡・連携体制の整備に努めるものとする。
とありますが、本市の対応マニュアル作成や今後の対応について
質問いたします。ご答弁、よろしくお願いいたします。
○答弁:香西産業経済部長
市街地での「徘徊鳥獣対策」についてのご質問に対し、順次ご答弁
申し上げます。
昨年11月、小松島市の市街地などにイノシシが出没し、市民に危害
を加えるという人身被害が発生しました。
本市におきましては、平成26年に鴨島町知恵島の住宅街に1頭の
イノシシが出没し、小学校敷地内の幼稚園出入り口の扉に突進する
という事案の発生がありましたが、イノシシはその場から逃走した
ため、幸いにも、園児や教職員に危害が加わることはなく、危険を
回避することができました。
平成26年当時の対応といたしましては、まず、イノシシの目撃情報
が市に入った後、直ちに「阿波吉野川警察署」「猟友会地区有害鳥獣
捕獲班員」と連携し、周辺捜索や注意喚起の広報等を行いました。
また、吉野川河川敷へ逃走後は、国土交通省徳島河川国道事務所の許可
を得て捕獲用オリを設置するなど、すみやかな対応に努めたところで
ございます。
次に、議員お話しの「市街地徘徊鳥獣対応ガイドライン」につきましては、
本年4月に徳島県が策定し、鳥獣による人身被害の発生や拡大の防止を
目的に、市街地でのイノシシによる人身被害の発生時等における、県・
市町村・警察署などの関係機関相互の連絡体制の整備や役割等が示され
たところでございます。
今後における本市の対応といたしましては、市ホームページや広報誌
等により鳥獣と遭遇時の注意点や対処方法の普及啓発に努めると共に、
県のガイドラインを参考にし、各関係機関等の迅速かつ適切な対応、
人身被害発生や拡大防止、市民生活の安全安心のさらなる確保に向け、
市独自の対応マニュアルの作成を検討してまいります。
以上でございます。
○要 望
ありがとうございました
鳥獣被害につきましては、森林や農作物の被害対策も重要ですが、鳥獣
が市街地を徘徊した場合に、子どもや高齢者などを始め市民の身体に被害
を与えないような対策をとることも早急に検討していただき、万一、住宅
街などにイノシシなどが出没した場合に、市民の安全を確保できる対策を
とって頂くことを要望して、次の質問に移りたいと思います。
2.交通弱者対策について
(1)高齢者等外出支援タクシー料金助成事業の現状は
(2)介護タクシーや福祉タクシーとの併用は
で あります
新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが2類から5類感染症に
移行し、新型コロナウイルス感染症対策は、人々の生活、経済構造、社会
インフラなどに及び大きな変革を促し、新しい日常(ニューノーマル)
始まってきています。
しかし、新しい日常が始まっても地域の課題は解決されないままで
あり、加速する少子高齢化・人口減少の問題等に今後も取り組んで
いかなければなりません。
特に、高齢化が進む本市において、住みやすい街づくりを目指すこと
も大切なことではないでしょうか。
そこで、以前より要望を行っております免許証返納者や高齢者など
の交通弱者への対応について質問したいと思います。
令和元年12月定例会で薫風会が高齢者や免許返納者などの交通弱者
への移動支援策について質問を行い、市は市民の要望を聞くために
令和2年に市民アンケートを実施しました。さらに、令和3年9月
定例会において、交通弱者へのタクシーチケット配布を提案したと
ころ、高齢者等外出支援タクシー料金助成事業が令和4年7月から
実施され、今年度からは一部対象条件が緩和され実施されると
今定例会の市長の所信でもございましたが、もう少し詳しい内容と、
昨年度の利用実績や市民からの反応、またタクシー事業者からの
意見はどうなのか をお伺いいたします。
また、従来からある介護タクシーや福祉タクシーとのタクシー
チケットの併用は出来ないのかについて質問します。
介護タクシーは、訪問介護サービスのうち、指定事業者のホーム
ヘルパーなどの資格をもった運転手が、通院などの際に家から
タクシーまで、また、タクシーから病院の受付までの移動や乗降車
の介助をするサービスです。
この介護タクシーのタクシー運賃に高齢者等外出支援タクシー料金
助成事業を併用出来ないでしょうか。
次に、福祉タクシーについてですが、福祉タクシー事業は美郷地区
にお住まいの高齢者や障がいを持った方を対象に、タクシー代を
助成する制度ですが、福祉タクシーのタクシー運賃に高齢者等外出
支援タクシー料金助成事業を併用出来ないでしょうか。また、利用
できる範囲は美郷地区内に限定されておりますが、令和4年度から
山川地区も過疎地域に指定されましたので、福祉タクシーの利用
範囲を山川町の山間部まで地域を拡大することは出来ると思うの
ですが、併せて市の見解をお伺いいたします。
〇答 弁 岡田市民部長
交通弱者対策に関するご質問にご答弁を申し上げます。
まず、「高齢者等外出支援タクシー料金助成事業の現状は」に
ついてでございますが、令和4年度実績は、申請件数780件、
助成券交付件数738件となっております。この内、73.9%
の545名の方が助成券18枚中の14枚以上のご利用を頂き、
62.6%の462名の方が助成券18枚綴り全てをご利用
頂いています。
また、助成券利用者に対しての翌年度への継続申請を兼ねた
アンケート調査結果では、感謝の声や、ぜひ続けて欲しいとの
お声が多数あるなど、概ね好評でございましたが、中にはワン
メーター程度の利用は運転手さんに悪い、タクシー会社に電話
してもつながらない等のご意見も数件ございました。
タクシー事業者からは、事務手続きが煩雑である、車両数が限ら
れているため、全ての利用希望者に対応しきれない等のご意見
もございました。
なお、6月1日現在における今年度の、本事業申請件数は797件、
助成券交付件数は766件となっております。
次に、「介護タクシーや福祉タクシーとの併用は」についてで
ございますが、まず、介護タクシーとの併用につきましては、
本事業の介護保険サービスによる介護タクシーを利用されている
場合は、使用することができません。
すべての介護タクシー運賃へ、本事業を併用させることに関し
ましては、今後、対象となる場合の基準の精査を行うなど、
更なる検討が必要であると考えます。
続いて、美郷地区で実施しております福祉タクシー事業との併用に
ついてでございますが、最初に福祉タクシー事業内容をご説明
いたします。
事業対象者は、美郷に居住し世帯内に車両を所持して
いない方の内、次のいずれかに該当する方になります
〇60歳以上で市民税非課税の方、
〇身体障がい者手帳1級・2級の方および療育手帳
A・Bの方
〇前述以外の身体障がい手帳を有する方のうち下肢
に障害がある方
〇生活保護世帯の方
〇その他市長が特に必要と認める場合でございます。
利用区域は、美郷地区内、利用内容は自宅から最寄りの
市営バス停、診療所、小売店、官公庁等までの往復、
補助内容は運賃を全額自己負担していただいた後に、
その運賃の8割を申請することにより補助する制度で
ございます。
議員ご質問の、福祉タクシーへの併用につきましては福祉タクシー
制度が運賃の8割を補助することから、助成券を利用することは、
それぞれの制度の主旨にそぐわないため好ましくないと考えております。
また、対象範囲を山川町の山間部まで新たな範囲として拡大することに
関しましても、ただちの見直しは困難であると思われます。
しかしながら、美郷地区以外の市内山間部に居住され、移動手段に
苦慮される方が、おられることも事実であることから、制度内容の
見直しを検討する必要があると考えています。
いずれにしましても、今後、一般タクシー、介護タクシー、福祉
タクシーまた、代替バス事業を含め、本市の交通路網や交通事業
全体について、経済的や効率性も勘案した上で、市民の皆様に
分かりやすく、また利便性の高い制度の構築を目指して参ります。
以上でございます
〇要 望
ありがとう ございました。
昨年度から始まった「高齢者等外出支援タクシー料金助成事業」は、
市民の皆さんの評価も高く順調に滑り出したようです。これからも、
より多くの交通弱者の皆様が利用できるような、対応をお願い
いたします。
介護タクシーとの併用につきましては、基準の精査を検討して
いただけるとの事ですが、介護保険サービスの対象は、車の乗り降り
に対してだけなので、タクシー運賃に対しての併用を検討して
頂きたいと思います。
また、福祉タクシーとの併用につきましては、美郷地区だけでなく、
山川・川島・鴨島の山間部の交通弱者に対しての制度内容の見直し
を進めて欲しいと思います。
少子高齢化・人口減少が急速に進む全国の各市町村でも、高齢者等
の交通弱者への公共交通サービスとして、デマンド型乗合バスや
コミニュティバス、過疎地有償運送など様々な取り組みが行われて
おります。先日も、東みよし町が新たに乗り合いタクシー制度を
導入いたしました。
交通弱者を守るための地域公共交通計画は、その地域・地域で違う
のは当然ですが、快適で文化的な日常生活を送るために買い物に
行ったり、銀行に行ったり、市役所に行ったりする市民の生活を
守る手段であり、また、病院などに通ったりする自分の生命を
守る手段でもあります。
ご答弁の最後にございました、市民の皆様に分かりやすく、また
利便性の高い制度の構築を目指すという言葉を聞いて安心いたし
ました。是非とも早めに検討して頂き、交通弱者の皆様が安心して
快適な生活ができるような、持続可能な地域公共交通計画を
前向きに進めて欲しいと思います。
以上で、私の一般質問を終了させて頂きます。
ありがとうございました。
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
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