2.こども家庭センターについて
(1)現在の状況は
(2)こどもセンターの設置は
について、質問いたします
今年4月より、「吉野川市こども家庭センタ
ー」が市役所1階に開設されました。
これは従来あった、子育て世代包括支援セ
ンターとこども家庭総合支援拠点の機能を集
約したもので、母子福祉及び児童福祉に精通
した専門職の職員を配置し、母子保健係では
妊娠期から子育て期の様々な不安や悩みにつ
いて、保健師や助産師が支援し、こども支援係
では18歳までの子どもや子育て家庭の心配
事に応じて専門職の職員が支援を行うもので
あり。また、近年の児童虐待対応件数の増加や
子育て世帯の貧困問題、ヤングケアラー等の
支援が必要な家庭への対応として、新たに「子
育て世帯訪問支援事業」に取組んでおります
が、現在の状況をお伺いいたします。
また、令和4年12月定例会において薫風
会の代表質問として、不登校問題や児童虐待
問題、ヤングケアラー問題などの支援として、
子供の居場所として「こどもセンター」の設置
を質問し、健康福祉部長から「本市の現状にお
いて必要と考えられる子どもの居場所の設置
に向けて検討する」との答弁を頂いておりま
すが、その後の進捗状況はどうなっているの
でしょうか。
今回設置された「子ども家庭センター」です
が、市役所1階のオープンな場所に設置され
ており、貧困や虐待、いじめ、不登校などの深
刻化・複雑化した問題を相談するには少し話
しにくい環境ではないかと思います。
コロナ禍などで一層進んだ少子化に加え、
貧困や虐待、いじめ、不登校など子どもや子育
てを取り巻く環境や諸問題は深刻化また複雑
化しており、子どもや家庭を地域全体で支え
る取組が求められています。
「こどもセンター」を設置して、子どもや保
護者の意見や相談が気安く出来るような環
境を整えるべきだと思いますが、市の考え
をお伺いいたします。
○藤岡こども未来局長
「こども家庭センター」のご質問に、ご答弁
申し上げます。
まず、「現在の状況」として、「子育て世帯訪
問支援事業」についてでございますが、この
事業は家事育児などに不安または負担を抱
える子育て世帯などに対し、支援員が訪問
して家事などの支援を行うことで養育環境
を整え、家庭での虐待リスクの高まりを未
然に防ぐことを目的とした事業であり、今
年度から実施いたしております。
8月までの実績としましては、一世帯に対
して支援を行っており、その他にも支援が
有効と思われるご家庭もございますが、居
宅内での支援に抵抗感を示される方もおら
れますことから、そのようなご家庭には職
員による訪問を重ね、こどもの適切な養育
環境が維持できますよう、継続した相談指
導を行っております。
また、「こども家庭センター」は本館1階に
あり、人の往来も多く「相談しにくい」との
ご指摘もございますが、市民課やこども未
来課、さらには健康推進課などと連携する
事務も多いことから、現在の場所が市民に
とっても利便性が高いと考えており、相談
内容によって別室に移動し対応していると
ころでございます。
次に、議員ご質問の「こどもセンターの設置」
については、様々な事情により不登校とな
られている児童や、家庭に居場所がない18
歳までの「こどもなどの居場所」として、「子
ども家庭センター」や「青少年育成補導セン
ター」などの機能と、「児童館」などの遊び
場機能を集約した施設の設置であるかと思
います。
「子どもの居場所づくり」については、昨年
12月に国から「指針」が示され、「居場所
とはこどもや若者本人が決めるものであっ
て、第三者が中心となり行う居場所づくり
とは隔たりが生じる」とされており、「こど
もの声を聴き、こどもの視点に立ち、こども
と共につくる居場所」、「こどもまんなかの
居場所づくり」が推進されております。
また、「こどもの居場所づくり」にあたって
は、「こどもや若者を取り巻く環境における
生活実態調査や居場所づくりに取り組む者
への調査など、その地域に住むこども若者
のニーズを多角的に把握すること有効であ
る」と示されております。
本市といたしましては、まずは国の「指針」
に基づき、こどもや若者などを対象にアン
ケート調査を実施し、その結果を新たに策
定する「吉野川市こども計画」の基礎資料と
して、「こどもの居場所づくり」をはじめ「こ
どもの貧困対策」や「こども若者支援」など
にも繋げて参りたいと考えております。
以上でございます。
○再 問
ありがとうございました
新たな取り組みの「子育て世帯訪問支援事
業」については、早くも一世帯の支援を行って
いるし、支援が有効と思われる家庭もあると
の答弁でしたが、この事業の周知が進むと、こ
の支援を必要とする世帯の方も増えると思い
ますので、しっかりと取り組んで頂きたいと
思います。
また、現在「こども家庭センター」のある市
役所1階の北側には「市民生活課」「消費生活
センター」「こども未来課」「健康推進課」が設
置されており、市民の対応や往来が多い場所
で、こども家庭センターに相談等に来られた
市民の方がカウンター越しにゆっくり話もで
きず、お子様連れの場合は背面の遊び場でこ
どもを遊ばせながらの相談となり、ゆっくり
と話もできません、相談内容によっては別室
での対応とのことですが、その度に部屋の空
き具合を確認しなければならないので不便で
はないでしょうか。
「こども家庭センター」を比較的市民の利用
の少なく、子連れの場合でもゆっくり相談が
できると思われる、市役所東館に設置すれば
いかがでしょうか?
また、「こどもの居場所づくり」にあたって
は、こどもや若者にアンケート等を実施し
て「吉野川市こども計画」に反映するとのこ
とですが、「こどもの居場所」はこどもや若
者が通いやすい場所で無ければ意味がない
と思います。たとえば、「日本フネン市民プ
ラザ」などを「こどもセンター」などに利活
用すれば、こどもや若者も集まりやすいと
思います。
市民が利用しやすいように、市民目線の配
置としてはいかがでしょうか、市長の考え
をお伺いいたします。
○答 弁 : 原井市長
ご再問にご答弁申し上げます
「市民目線の配置とする考え」についてで
ございますが、市役所内における各部署の
配置につきましては、できる限り関係する
業務を集約し、来庁者の動線などを考慮し
た配置としており、「こども家庭センター」
についても同様の視点にて配置を行ったと
ころであります。
ただ今、議員からは、東館への「こども家庭
センター」の移設や、日本フネンプラザ内に
「こどもの居場所」の設置など、様々なご提
案をいただきましたが、まずは「こども家庭
センター」に相談に来られました方々が安
心して相談できる環境づくりに努め、引き
続き市民目線に立ち、本市の状況に相応し
い体制を目指して参ります。
○要 望
ありがとう ございました
「こども家庭センター」の設置場所につい
ては、相談に来られた方が、安心して相談で
きる環境づくりに努めていただくとの、ご
答弁でした。
現在の子どもを取り巻く環境は、少子化、核
家族化、デジタル化、価値観の多様化などの
社会的背景によって大きく変化しており、
こどもの不登校や自殺、虐待、さらにはこど
もの貧困についても増加傾向にあります。
そのため、複雑化する問題に対しては、こど
もやその保護者を支える取り組みを地域全
体で行っていかなければならないと思いま
す。
子育てに関するいろいろな悩みを抱えて市
役所に来られた市民の方が、ゆっくり腰を
据えて、担当職員の方と相談できる環境を
作っていただきたいと思います。
また、子ども達が家庭と学校以外で安らげ
る「こどもの居場所つくり」につきましても、
知恵を絞っていただくことを要望して、次
の質問に移らせていただきます。
(1)現在の状況は
(2)こどもセンターの設置は
について、質問いたします
今年4月より、「吉野川市こども家庭センタ
ー」が市役所1階に開設されました。
これは従来あった、子育て世代包括支援セ
ンターとこども家庭総合支援拠点の機能を集
約したもので、母子福祉及び児童福祉に精通
した専門職の職員を配置し、母子保健係では
妊娠期から子育て期の様々な不安や悩みにつ
いて、保健師や助産師が支援し、こども支援係
では18歳までの子どもや子育て家庭の心配
事に応じて専門職の職員が支援を行うもので
あり。また、近年の児童虐待対応件数の増加や
子育て世帯の貧困問題、ヤングケアラー等の
支援が必要な家庭への対応として、新たに「子
育て世帯訪問支援事業」に取組んでおります
が、現在の状況をお伺いいたします。
また、令和4年12月定例会において薫風
会の代表質問として、不登校問題や児童虐待
問題、ヤングケアラー問題などの支援として、
子供の居場所として「こどもセンター」の設置
を質問し、健康福祉部長から「本市の現状にお
いて必要と考えられる子どもの居場所の設置
に向けて検討する」との答弁を頂いておりま
すが、その後の進捗状況はどうなっているの
でしょうか。
今回設置された「子ども家庭センター」です
が、市役所1階のオープンな場所に設置され
ており、貧困や虐待、いじめ、不登校などの深
刻化・複雑化した問題を相談するには少し話
しにくい環境ではないかと思います。
コロナ禍などで一層進んだ少子化に加え、
貧困や虐待、いじめ、不登校など子どもや子育
てを取り巻く環境や諸問題は深刻化また複雑
化しており、子どもや家庭を地域全体で支え
る取組が求められています。
「こどもセンター」を設置して、子どもや保
護者の意見や相談が気安く出来るような環
境を整えるべきだと思いますが、市の考え
をお伺いいたします。
○藤岡こども未来局長
「こども家庭センター」のご質問に、ご答弁
申し上げます。
まず、「現在の状況」として、「子育て世帯訪
問支援事業」についてでございますが、この
事業は家事育児などに不安または負担を抱
える子育て世帯などに対し、支援員が訪問
して家事などの支援を行うことで養育環境
を整え、家庭での虐待リスクの高まりを未
然に防ぐことを目的とした事業であり、今
年度から実施いたしております。
8月までの実績としましては、一世帯に対
して支援を行っており、その他にも支援が
有効と思われるご家庭もございますが、居
宅内での支援に抵抗感を示される方もおら
れますことから、そのようなご家庭には職
員による訪問を重ね、こどもの適切な養育
環境が維持できますよう、継続した相談指
導を行っております。
また、「こども家庭センター」は本館1階に
あり、人の往来も多く「相談しにくい」との
ご指摘もございますが、市民課やこども未
来課、さらには健康推進課などと連携する
事務も多いことから、現在の場所が市民に
とっても利便性が高いと考えており、相談
内容によって別室に移動し対応していると
ころでございます。
次に、議員ご質問の「こどもセンターの設置」
については、様々な事情により不登校とな
られている児童や、家庭に居場所がない18
歳までの「こどもなどの居場所」として、「子
ども家庭センター」や「青少年育成補導セン
ター」などの機能と、「児童館」などの遊び
場機能を集約した施設の設置であるかと思
います。
「子どもの居場所づくり」については、昨年
12月に国から「指針」が示され、「居場所
とはこどもや若者本人が決めるものであっ
て、第三者が中心となり行う居場所づくり
とは隔たりが生じる」とされており、「こど
もの声を聴き、こどもの視点に立ち、こども
と共につくる居場所」、「こどもまんなかの
居場所づくり」が推進されております。
また、「こどもの居場所づくり」にあたって
は、「こどもや若者を取り巻く環境における
生活実態調査や居場所づくりに取り組む者
への調査など、その地域に住むこども若者
のニーズを多角的に把握すること有効であ
る」と示されております。
本市といたしましては、まずは国の「指針」
に基づき、こどもや若者などを対象にアン
ケート調査を実施し、その結果を新たに策
定する「吉野川市こども計画」の基礎資料と
して、「こどもの居場所づくり」をはじめ「こ
どもの貧困対策」や「こども若者支援」など
にも繋げて参りたいと考えております。
以上でございます。
○再 問
ありがとうございました
新たな取り組みの「子育て世帯訪問支援事
業」については、早くも一世帯の支援を行って
いるし、支援が有効と思われる家庭もあると
の答弁でしたが、この事業の周知が進むと、こ
の支援を必要とする世帯の方も増えると思い
ますので、しっかりと取り組んで頂きたいと
思います。
また、現在「こども家庭センター」のある市
役所1階の北側には「市民生活課」「消費生活
センター」「こども未来課」「健康推進課」が設
置されており、市民の対応や往来が多い場所
で、こども家庭センターに相談等に来られた
市民の方がカウンター越しにゆっくり話もで
きず、お子様連れの場合は背面の遊び場でこ
どもを遊ばせながらの相談となり、ゆっくり
と話もできません、相談内容によっては別室
での対応とのことですが、その度に部屋の空
き具合を確認しなければならないので不便で
はないでしょうか。
「こども家庭センター」を比較的市民の利用
の少なく、子連れの場合でもゆっくり相談が
できると思われる、市役所東館に設置すれば
いかがでしょうか?
また、「こどもの居場所づくり」にあたって
は、こどもや若者にアンケート等を実施し
て「吉野川市こども計画」に反映するとのこ
とですが、「こどもの居場所」はこどもや若
者が通いやすい場所で無ければ意味がない
と思います。たとえば、「日本フネン市民プ
ラザ」などを「こどもセンター」などに利活
用すれば、こどもや若者も集まりやすいと
思います。
市民が利用しやすいように、市民目線の配
置としてはいかがでしょうか、市長の考え
をお伺いいたします。
○答 弁 : 原井市長
ご再問にご答弁申し上げます
「市民目線の配置とする考え」についてで
ございますが、市役所内における各部署の
配置につきましては、できる限り関係する
業務を集約し、来庁者の動線などを考慮し
た配置としており、「こども家庭センター」
についても同様の視点にて配置を行ったと
ころであります。
ただ今、議員からは、東館への「こども家庭
センター」の移設や、日本フネンプラザ内に
「こどもの居場所」の設置など、様々なご提
案をいただきましたが、まずは「こども家庭
センター」に相談に来られました方々が安
心して相談できる環境づくりに努め、引き
続き市民目線に立ち、本市の状況に相応し
い体制を目指して参ります。
○要 望
ありがとう ございました
「こども家庭センター」の設置場所につい
ては、相談に来られた方が、安心して相談で
きる環境づくりに努めていただくとの、ご
答弁でした。
現在の子どもを取り巻く環境は、少子化、核
家族化、デジタル化、価値観の多様化などの
社会的背景によって大きく変化しており、
こどもの不登校や自殺、虐待、さらにはこど
もの貧困についても増加傾向にあります。
そのため、複雑化する問題に対しては、こど
もやその保護者を支える取り組みを地域全
体で行っていかなければならないと思いま
す。
子育てに関するいろいろな悩みを抱えて市
役所に来られた市民の方が、ゆっくり腰を
据えて、担当職員の方と相談できる環境を
作っていただきたいと思います。
また、子ども達が家庭と学校以外で安らげ
る「こどもの居場所つくり」につきましても、
知恵を絞っていただくことを要望して、次
の質問に移らせていただきます。
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
他 96 件