3.校内教育支援センターについて
(1)現在の利用状況は
について、質問いたします
令和5年10月に、文部科学省は増加し続
けるいじめや不登校問題に対して「不登校
いじめ緊急対策パッケージ」を公表しまし
た。
これは、令和4年度の不登校児童・生徒が
小・中学校で約30万人と過去最高を記録
し、増加傾向にあることから、令和5年3月
に策定した不登校対策「COCOLOプラ
ン」を前倒しして、落ち着いた空間で学習・
生活できる環境を学校内に設置する「校内
教育支援センター(スペシャル・サポート・
センター)」の設置の促進をするなど、児童
や生徒に支援を届けるための体制を強化し
ました。
徳島県においても、令和4年度に小学校前
年比103人増の477人、中学校は13
5人増の1,088人と、小中合わせて1,
564人の不登校の児童・生徒がいます。
不登校の兆候がある早期段階では、学校内
に安心して心を落ち着ける場所があり。児
童・生徒が自分のペースで個別の学習支援
や相談支援を行うことができれば、学習意
欲の回復も期待できるとして、教育委員会
主導の下で「校内教育支援センター」の設置
をいたしました。
県いじめ不登校対策課によりますと、県内
では、城之内中等教育学校、大麻中学校、加
茂名中学校、羽ノ浦中学校の中学校4校と
本市の鴨島小学校の5校に、正規の教員と
共に「校内教育支援センター」が設置されま
した。
この「校内教育支援センター」ですが、今朝
の徳島新聞によりますと、全国の公立小中
学校での設置率が7月時点で、46.1%だ
が、地域によってばらつきが大きく、徳島県
では9.6%だそうです。
昨年9月定例会で本市の不登校児童・生徒
数を質問した当時は、小学校20名、中学校
35名の合計55名との答弁でしたが、現
在の状況はどうなのか、また、鴨島小学校で
の「校内教育支援センター」の利用状況をお
伺いいたします。
〇答 弁 久保副教育長
「校内教育支援センターについて」のご質
問にご答弁申し上げます
議員お話のとおり、不登校児童生徒数は、
全国的に年々増加傾向にあります。これは、
子ども一人一人の心の状態や生活環境、さ
らには、家庭や地域社会の状況にも深く関
わる複合的な問題であり、様々な関係機関
が連携し取り組んでいかなければならない
喫緊の課題であると認識しております。
まず、本市の不登校の現状ですが、令和5年
度調査におきましては、小学校23名、中学
校45名の、計68名となっております。
昨年度比で小学校3名、中学校10名、計1
3名の増となっております。
次に、今年度より鴨島小学校に新設した校
内教育支援センターいわゆるSSRの現状
でございますが、当該校においては、県費の
加配担当教員を配置し、学校長主導のもと、
教室をできる限り居心地のよいスペースと
なるよう、正面玄関以外から入室できる動
線の確保や室内にソファー、パーテーショ
ンの設置、暖かい雰囲気を醸成する教室環
境の配慮等、ハード面での環境を工夫整備
して参りました。
並行してSSRの設置の目的や利用に関
してPTA総会で説明したり、リーフレッ
トの配布を行ったりするなど、その意義に
ついて広報すると共に児童への意義指導に
ついても丁寧に行うことで、全校的な理解
に努めて参りました。加えて、不登校傾向の
児童や教室に居づらい児童の保護者を中心
に学校から個別にアプローチを行うなどソ
フト面での環境も整えて参りました。
こうした取り組みの結果、現在5名の児童
が在籍し、その中には、昨年度の出席が数日
程度であった児童が、自らのペースでほぼ
毎日出席し、学校行事にも参加することが
できるようになったり、他にも教室になじ
めなかった児童がSSRでの学びをとおし
て、元の教室で落ち着いて生活できるよう
になったりするなど、大きな成果が出てお
ります。
教育委員会といたしましては、今後、鴨島小
学校での成果や課題をもとに、全ての学校
が安心して学べる場所となるよう一人一人
に応じた多様な支援に努めると共に県教委
や関係機関ともしっかり連携しながら不登
校対策に取り組んで参ります。
以上でございます。
〇再 問
ありがとうございました。
県いじめ不登校対策課に聞いたところ、今
年度実施した「校内教育支援センター」は単
年度のテストケースなので、来年度につい
ては分からないとの事でした。
不登校対策として、児童達のためにせっか
く設置されたセンターを1年で終えるのは
あんまりだと思います。継続して設置して
頂きたいのですが、教育長の考えをお伺い
いたします。
○答 弁 :木屋村教育長
岸田議員のご再問に、ご答弁申し上げます
「校内教育支援センターいわゆるSSR(ス
ペシャル・サポート・ルーム)の来年度に向
けた設置」についてでございますが、鴨島小
学校におけるSSRによる成果、先ほど副教
育長が申し上げましたとおり大きな成果を
上げており、更なる成果と普及を目指して
取り組みを前に進めていかなければなりま
せん。
鴨島小学校における来年度の継続につきま
しては、これまでの成果を基に、県教委に対
し強く要望していくことはもとより、本市
における更なる不登校対策の充実を図るた
め、例えば中学校への新たな設置に向け、強
く働きかけを行って参りたいと考えており
ます。
今後も、学校・家庭はもとより、関係機関・
市長部局及びフリースクール等、子どもの
学びに携わる全ての関係者と共に、誰一人
取り残されない学びの保障、社会的自立に
向けた不登校対策にしっかりと取り組んで
参りたいと考えております。
以上でございます。
○要 望
ありがとう ございました
鴨島小学校のSSRについて、県教育委員
会に(教育長が先頭に立って)、継続配置を
強く要望する! との、力強いご答弁を頂
き、また、2校目の配置についても強く働き
かけを行うとのご答弁を頂き、安心いたし
ました。
今後も、誰一人取り残さない学びの保障・社
会的自立に向けた不登校対策に取り組んで
頂き、こどもや保護者の方が安心して暮ら
せる社会を目指していただくことを要望し
て、次の質問に移りたいと思います。
(1)現在の利用状況は
について、質問いたします
令和5年10月に、文部科学省は増加し続
けるいじめや不登校問題に対して「不登校
いじめ緊急対策パッケージ」を公表しまし
た。
これは、令和4年度の不登校児童・生徒が
小・中学校で約30万人と過去最高を記録
し、増加傾向にあることから、令和5年3月
に策定した不登校対策「COCOLOプラ
ン」を前倒しして、落ち着いた空間で学習・
生活できる環境を学校内に設置する「校内
教育支援センター(スペシャル・サポート・
センター)」の設置の促進をするなど、児童
や生徒に支援を届けるための体制を強化し
ました。
徳島県においても、令和4年度に小学校前
年比103人増の477人、中学校は13
5人増の1,088人と、小中合わせて1,
564人の不登校の児童・生徒がいます。
不登校の兆候がある早期段階では、学校内
に安心して心を落ち着ける場所があり。児
童・生徒が自分のペースで個別の学習支援
や相談支援を行うことができれば、学習意
欲の回復も期待できるとして、教育委員会
主導の下で「校内教育支援センター」の設置
をいたしました。
県いじめ不登校対策課によりますと、県内
では、城之内中等教育学校、大麻中学校、加
茂名中学校、羽ノ浦中学校の中学校4校と
本市の鴨島小学校の5校に、正規の教員と
共に「校内教育支援センター」が設置されま
した。
この「校内教育支援センター」ですが、今朝
の徳島新聞によりますと、全国の公立小中
学校での設置率が7月時点で、46.1%だ
が、地域によってばらつきが大きく、徳島県
では9.6%だそうです。
昨年9月定例会で本市の不登校児童・生徒
数を質問した当時は、小学校20名、中学校
35名の合計55名との答弁でしたが、現
在の状況はどうなのか、また、鴨島小学校で
の「校内教育支援センター」の利用状況をお
伺いいたします。
〇答 弁 久保副教育長
「校内教育支援センターについて」のご質
問にご答弁申し上げます
議員お話のとおり、不登校児童生徒数は、
全国的に年々増加傾向にあります。これは、
子ども一人一人の心の状態や生活環境、さ
らには、家庭や地域社会の状況にも深く関
わる複合的な問題であり、様々な関係機関
が連携し取り組んでいかなければならない
喫緊の課題であると認識しております。
まず、本市の不登校の現状ですが、令和5年
度調査におきましては、小学校23名、中学
校45名の、計68名となっております。
昨年度比で小学校3名、中学校10名、計1
3名の増となっております。
次に、今年度より鴨島小学校に新設した校
内教育支援センターいわゆるSSRの現状
でございますが、当該校においては、県費の
加配担当教員を配置し、学校長主導のもと、
教室をできる限り居心地のよいスペースと
なるよう、正面玄関以外から入室できる動
線の確保や室内にソファー、パーテーショ
ンの設置、暖かい雰囲気を醸成する教室環
境の配慮等、ハード面での環境を工夫整備
して参りました。
並行してSSRの設置の目的や利用に関
してPTA総会で説明したり、リーフレッ
トの配布を行ったりするなど、その意義に
ついて広報すると共に児童への意義指導に
ついても丁寧に行うことで、全校的な理解
に努めて参りました。加えて、不登校傾向の
児童や教室に居づらい児童の保護者を中心
に学校から個別にアプローチを行うなどソ
フト面での環境も整えて参りました。
こうした取り組みの結果、現在5名の児童
が在籍し、その中には、昨年度の出席が数日
程度であった児童が、自らのペースでほぼ
毎日出席し、学校行事にも参加することが
できるようになったり、他にも教室になじ
めなかった児童がSSRでの学びをとおし
て、元の教室で落ち着いて生活できるよう
になったりするなど、大きな成果が出てお
ります。
教育委員会といたしましては、今後、鴨島小
学校での成果や課題をもとに、全ての学校
が安心して学べる場所となるよう一人一人
に応じた多様な支援に努めると共に県教委
や関係機関ともしっかり連携しながら不登
校対策に取り組んで参ります。
以上でございます。
〇再 問
ありがとうございました。
県いじめ不登校対策課に聞いたところ、今
年度実施した「校内教育支援センター」は単
年度のテストケースなので、来年度につい
ては分からないとの事でした。
不登校対策として、児童達のためにせっか
く設置されたセンターを1年で終えるのは
あんまりだと思います。継続して設置して
頂きたいのですが、教育長の考えをお伺い
いたします。
○答 弁 :木屋村教育長
岸田議員のご再問に、ご答弁申し上げます
「校内教育支援センターいわゆるSSR(ス
ペシャル・サポート・ルーム)の来年度に向
けた設置」についてでございますが、鴨島小
学校におけるSSRによる成果、先ほど副教
育長が申し上げましたとおり大きな成果を
上げており、更なる成果と普及を目指して
取り組みを前に進めていかなければなりま
せん。
鴨島小学校における来年度の継続につきま
しては、これまでの成果を基に、県教委に対
し強く要望していくことはもとより、本市
における更なる不登校対策の充実を図るた
め、例えば中学校への新たな設置に向け、強
く働きかけを行って参りたいと考えており
ます。
今後も、学校・家庭はもとより、関係機関・
市長部局及びフリースクール等、子どもの
学びに携わる全ての関係者と共に、誰一人
取り残されない学びの保障、社会的自立に
向けた不登校対策にしっかりと取り組んで
参りたいと考えております。
以上でございます。
○要 望
ありがとう ございました
鴨島小学校のSSRについて、県教育委員
会に(教育長が先頭に立って)、継続配置を
強く要望する! との、力強いご答弁を頂
き、また、2校目の配置についても強く働き
かけを行うとのご答弁を頂き、安心いたし
ました。
今後も、誰一人取り残さない学びの保障・社
会的自立に向けた不登校対策に取り組んで
頂き、こどもや保護者の方が安心して暮ら
せる社会を目指していただくことを要望し
て、次の質問に移りたいと思います。
今後の予定
-
20時00分 - 22時00分
バレーボール練習 - 9時00分 オブスタクルスポーツ忍者イベント
- 11月24日 ママさんバレー山川大会
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
他 93 件