2.スポーツコミッション事業について
(1)本市のスポーツイベントの実績は
(2)スポーツコミッションの取り組みは
本市が市制20周年を迎えて、年間を通して各種の
イベントが実施されています。
運動やスポーツに関する物も多く、8月のSOMP
Oボールゲームフェスタ2024、9月の巡回ラジオ体
操・みんなの体操会、11月藍のふるさとを歩く、1
2月には宝くじスポーツフェスタとしてママさんバ
レーボールin吉野川が開催され来年になると、吉野
川市リバーサイドハーフマラソン大会が予定されて
おり、また、自転車を使ったスポーツでは、ミニベロ
アドベンチャーツアー、今昔・ミライ・サイクリング、
来年の高越山ヒムクライムレースのための、Mt。高
越ヒムクライムプレイベントなどが行われ、市民はも
ちろん県内や県外から多くの参加者があると思いま
す。
また、民間では4月に鴨島町山路にオフロードバイ
クのコース、MACトライアルランドが新設され、鴨
島町知恵島には、オブスタクルスポーツの公認コース
の吉野川コースが新設され、各種の大会を開催し多く
の参加者で賑わっております。
また、ヨコタ上桜スポーツグラウンドや日本フネン
市民プラザなどは、連日市民の方々の利用があり週末
は調整会議を行わなければならないほどの利用状況
と聞いております。
コロナ禍が明けて、市民の方々がスポーツに親しむ
ようになったことは、健康増進や介護予防などに役立
ち、また児童や生徒達の青少年育成にも効果があるの
ではないでしょうか。
この「スポ―ツ」を利用して「スポーツを使って人
を集める」ことを行えばどうでしょうか。
本市でも少子高齢化が進み、人口減少問題に当面し
ています。
人口が増え続けていく社会においては、特別に何も
しなくても経済がどんどん発展し、地域もそれにつれ
て発展していきますが、現在はその逆の状態で、何も
しなければ経済はどんどん縮小し、地域は消滅してし
まいます。
そこで注目されているのが「スポーツ・ツーリズム」
を始めとするスポーツを使った取り組みです。この取
り組みで、地域の「中」に住んでいる人だけでなく、
地域の「外」に居る人を呼び込むことが出来たら、宿
泊業・飲食業・旅客運送業・サービス関連業などに経
済効果をもたらし、地域の雇用やスポーツ発展にも貢
献するのではないでしょうか。
「スポーツを使って人を集める」ことは、「スポーツ
をする」という視点からの活動も大切ですが、スポー
ツイベントを開催することによって、スポーツをす
る・スポーツを見る・スポーツを支えるという多様な
活動が生まれることが、大きなメリットとなります。
スポーツを上手く活用できれば、短期間でも数百人、
数千人といった県外の人や外国人を地域に呼び込む
ことも不可能ではないと思います。
これまでのスポーツ振興やスポーツ政策は、基本的
に「地域の中の人達」の事を考え、観光行政などは「地
域の外からの誘客」を目指すのが目的でした。これを
繋げるのが「スポーツコミッション」という組織の大
きな役割であり、存在意義であると言えます。
「スポーツコミッション」は地域の活性化を目指し
て、スポーツを使って人々を呼びこむための企画や推
進をしていくことを目的とした組織です。
「スポーツコミッション」は県や市が中心となって
立ち上げているケースが多く、徳島県でもスポーツコ
ミッションを立ち上げています。
本市でも、スポーツコミッションを立ち上げて、地
域経済活性化に繋げればどうかと思いますが、市の考
えをお伺いいたします。
〇答 弁 上田副教育長
「スポーツコミッション事業について」のご質問に、
ご答弁申し上げます。
まず、スポーツイベントの実績についてでございま
すが、本市において最大の集客があったイベントとい
たしましては、令和4年に開催された全国高校総体、
通称インターハイでございます。
このインターハイに本市を訪れた方は、日本フネン
市民プラザで開催されたバトミントン競技には、大会
6日間で選手・役員が約3,500人、観客が約2,600
人の合計で約6,100人の方が、またヨコタ上桜スポ
ーツグラウンドで開催されたサッカー競技には、大会
4日間で選手、役員が約700人、観客が約1,200人
の合計約1,900人の方々で、両競技を併せて合計約
8,000人でございました。
また、昨年、日本フネン市民プラザアリーナで開催
された、バスケットボールリーグ戦、B3の徳島ガン
バローズの試合には4試合で約4,000人の方の来場
がありました。
さらに、本市主催のスポーツイベントといたしまし
ては、例年2月に開催しております「吉野川市リバー
サイドハーフマラソン」は、昨年度の参加者は約600
人でございました。
議員のお話にございました、今月12月14日・15
日に開催される宝くじスポーツフェスタ「ママさんバ
レーボールin吉野川」には、植田辰哉、元全日本男
子監督やオリンピックメダリストや全日本経験者等
で構成されたドリームチームを迎え、約1,000人の
来場者を予定しております。
次に、スポーツコミッションについてでございます
が、大規模スポーツ大会やスポーツ合宿の誘致、スポ
ーツを通じた交流促進を行い、これらの活動を通じて
交流人口の拡大を図り、来訪者に対してまちの魅力を
PRし、さらに地域における消費を促すことで地域経
済活性化につなげることを目的として活動する、スポ
ーツツーリズムを推進するための中核となる組織で
あり、2023年10月現在、全国で204団体が設立
されております。
本市においては、日本フネン市民プラザやヨコタ上
桜スポーツグラウンドが出来たことにより、市外や県
外からの来訪者が年々増加傾向にありますので、これ
らの施設をこれまで以上に最大限活用するとともに、
スポーツを通じた地域の活性化に取り組む必要があ
ると考えているところでございます。
議員お話のとおり、スポーツコミッション活動には、
地方自治体に加えて、スポーツ協会や総合型スポーツ
クラブ等のスポーツ関係団体は勿論のこと、民間企業
や観光協会・商工団体・大学・宿泊業や飲食業の方々
等、様々な分野の方々の連携・協力が必要であること
から、市役所においても、教育委員会のみならず、全
庁をあげた取り組みが重要となって参りますので、ま
ずは先進地の事例等を調査研究することから始めて
参りたいと考えております。
以上でございます。
○再 問
ありがとうございます
スポーツコミションは、教育委員会だけで無く全庁
をあげた取り組みが必要で、スポーツ協会や総合型ス
ポーツクラブなどのスポーツ関係団体を始め、民間企
業や商工会議所・商工会などの商工団体、学校、宿泊
業や飲食業など、様々な分野の方々の連携や協力が必
要です。
先日、薫風会と友好会派で佐賀県の武雄市に「武雄
市スポーツコミッション事業」について視察研修に行
ってきましたが、武雄市では、スポーツによる地域活
性化を図るにあたって必要不可欠な分野(商業・観光・
スポーツ・教育等)の団体に声がけし、スポーツコミ
ッション構成メンバーとして
委員に、武雄市・武雄市観光協会・武雄温泉旅館組合・
武雄商工会議所・武雄市商工会・武雄飲食業組合・一
般社団法人武雄青年会議所・一般財団法人武雄市体育
協会・武雄市身体障害者福祉協会・JAさが・株式会
社ケーブルワン・祐徳自動車株式会社のメンバーで、
アドバイザーとして一般社団法人武雄杵島地区医師
会、佐賀大学、株式会社サガン・ドリームス(サガン
鳥栖)、佐賀県が名を連ねており、監事として、九州ひ
ぜん信用金庫、武雄市教育委員会という構成で、市役
所の企画部スポーツ課が事務局となっています。
まさにオール武雄市でスポーツコミッションは構成
されております。
武雄市では、令和3年から6年にかけて武雄市内
のスポーツ情勢が活発化することをチャンスととら
えてスポーツコミッションを設立したそうです。
本市においては、日本フネン市民プラザのアリーナ
やヨコタ上桜スポーツグラウンドを利用し全国から
高校生が集まったインターハイが行われ、またバスケ
ットのプロリーグも開催され、さらに市制20周年記
念事業の高越山ヒムクライムが来年度予定され、日本
で初めてのオブスタクルスポーツコースも民間企業
が設置し、県外からも多くのスポーツ愛好者が訪れて
おり、吉野川市内のスポーツ情勢は活発化していると
思います。
また、武雄市で予算について質問したところ
令和3年度の事業費は350万1千円で、その内
国庫補助金350万円 一般財源 1千円
令和4年度は 事業費851万5千円でその内
国庫補助金784万7千円 一般財源66万8千円
令和5年度は 事業費1,044万4千円でその内
国庫補助金 1千万円 一般財源 44万4千円
だったそうです。
また、令和4年度からは地域おこし協力隊にも業務
を任せているそうです。
徳島県でも、徳島県スポーツコミッションを設立し、
スポーツ大会・合宿の誘致、スポーツツーリズムの推
進、国内外への情報発信、などに取り組み、スポーツ
大会・合宿の誘致を通じて「競技力と経済効果」の向
上や幅広い競技の受入れにより交流人口の拡大、ホー
ムページによる情報配信、県内で実施される大会・合
宿への対応を支援する、などの取り組みを行っており
ます。
本市は20周年記念事業として「高越山ヒムクライ
ムレース」を来年度開催予定としており、今定例会に
はそのレースのためのサイクルロード整備の予算も
計上されていますが、サイクルスポーツに限らずスポ
ーツ全体の機運を盛り上げて、スポーツを通じた地域
の活性化に取り組む必要があると考えますが、スポー
ツコミッションに取り組むのは市全体の組織や民間
団体等とタッグを組んで取り組まなければならない
と思いますが、市の考えを副市長にお伺いいたします。
〇答 弁 岡田副市長
ただいま、副教育長が答弁しましたとおり、日本フ
ネン市民プラザとヨコタ上桜スポーツグラウンドを
最大限有効活用し、地域活性化に取り組むことは、本
市の重要課題でもあると認識しております。議員お話
の「スポーツコミッション」は非常に魅力的な制度で
ございますので、既に取り組んでいる徳島県とも連携
し、「日本フネン市民プラザ」と「ヨコタ上桜スポーツ
グラウンド」の更なる活用促進を図ると共に、その経
済効果を効果的・効率的に受け止めていくには市内の
体制整備も必要になって参ります。
一方で、議員からは「佐賀県武雄市」の事例紹介が
ございましたが、武雄市には温泉旅館組合があるなど、
本市とは少し状況が異なる部分もございますので、先
ずは本市の地域資源をいかに繋ぎ、スポーツツーリズ
ムとして取り組んでいけるか、組織横断的な検討を始
めて参りたいと考えています。
以上でございます。
〇再々問
ありがとうございました。
副市長から「本市の地域資源をいかに繋ぎ、スポー
ツツーリズムとして取り組んでいけるか、組織横断的
な検討を始める」との前向きな答弁を頂きました。吉
野川市に合ったスポーツコミッションの立ち上げを
検討して頂きたいと思います。
インターハイのバトミントン競技で好評だった日
本フネン市民プラザ、天然芝に近い感触を持った素
晴らしい人工芝のヨコタ上桜スポーツグラウンド、
また民間の施設では日本で初めて開設されたオブス
タクルスポーツ吉野川コースや2箇所ある屋内プー
ルなど、他市にはない素晴らしいスポーツ施設が本
市にはあります。
また、本市をホームタウンとしてJFL昇格を目指
しているFC徳島、吉野川市スポーツ協会や吉野川
市総合型スポーツクラブのおえっこスポーツクラブ
なども活発に活動されており、年間を通じて各種イ
ベントを開催されておりますが、それぞれのイベン
トごとの単発の活動で終わっており、地域の活性化
などには繋がっていないと思います。
市長は2期目の公約の「移住定住・にぎわいの創出
の魅力度向上」で、FC徳島との連携による更なるに
ぎわいの創出、吉野川市民プラザを活用した交流人
口の拡大、高越山での自転車ヒムクライムレースの
開催を挙げております。
今議会の所信では市制20周年を記念して来年度
に「マウント高越ヒムクライムレース」を開催し、自
転車を活用した観光振興や市民の健康増進に繋がる
事業を推進すると述べております。
スポーツで街を活性化し、にぎわいを創出し本市
の魅力度を向上させるのには、市役所の組織横断的
な庁内チームと商工会議所や商工会、青年会議所、
FC徳島、おえっこスポーツクラブ、オブスタクルス
ポーツ、ハッピー鴨島、かもめスイミングスクール、
ケーブルネットおえ、日本中央テレビと宿泊施設や
飲食関係団体などで組織された「スポーツコミッシ
ョン」に取り組むことが最適ではないかと思います
が、市長の考えをお伺いいたします。
〇答 弁 原井市長
岸田議員の再々問にご答弁申し上げます。
ただいま副教育長、並びに、副市長が答弁しました
とおり、日本フネン市民プラザ等を最大限有効活用し
地域活性化に取り組むことは、本市にとって重要なミ
ッションになると考えております。
今後も、日本フネン市民プラザやヨコタ上桜スポー
ツランドでの集客効果の高いスポーツイベント等の
誘致・定着化に取り組みながら、議員お話の「スポー
ツコミッション」も参考にさせていただきながら、私
のマニフェストでもある「日本フネン市民プラザ(ア
リーナ)を活用した交流人口の拡大」、ひいてはスポー
ツを通じた地域活性化を実感していただけるよう、本
市の現在の状況に適した取り組みを進めて参ります。
以上でございます。
○要望
ありがとうございました
市長から「日本フネン市民プラザ(アリーナ)を活
用した交流人口の拡大」、ひいてはスポーツを通じた
地域活性化を実感していただけるよう、本市の現在の
状況に適した取り組みを進めていく」との答弁を頂き
ました。
本市には、日本フネン市民プラザ、ヨコタ上桜ス
ポーツグラウンドに加えて新しく設置されたオブス
タクルスポーツの公認コースなど、他の市に無いスポ
ーツ施設があり、スポーツに対してのハード面は充実
されていると思いますので、あとはソフト面でスポー
ツを使っての地域の活性化、ひいては地域経済の活性
化にどのように繋げていくかが大切だと思います。
来年1月4日、5日には、新春の阿波路を駆け抜け
る第71回徳島駅伝が開催され、今回は北方コースが
採用され5日には本市を選手たちが駆け抜けます。沿
道では多くの市民の皆さんが選手に声援を贈ること
と思いますが、走る選手だけでなく、関わるスタッフ
や関係者、そして応援する皆さんを元気にしてくれる
のがスポーツの力だと思います。
今年は、過去3年間で10位だった吉野川市選手
団は、見事6位となり、16年ぶりの入賞となりまし
た。
来月、1月5日日曜日の多分、お昼前後になると思
いますが、国道192号を西から東に駆ける選手たち
を、市民の皆さんと一緒に応援したいものです。
今回、スポーツコミッションを提案させて頂きま
したが、ぜひとも官民挙げて、スポーツを通じての地
域経済の活性化を目指していただくことを要望して、
私の質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
(1)本市のスポーツイベントの実績は
(2)スポーツコミッションの取り組みは
本市が市制20周年を迎えて、年間を通して各種の
イベントが実施されています。
運動やスポーツに関する物も多く、8月のSOMP
Oボールゲームフェスタ2024、9月の巡回ラジオ体
操・みんなの体操会、11月藍のふるさとを歩く、1
2月には宝くじスポーツフェスタとしてママさんバ
レーボールin吉野川が開催され来年になると、吉野
川市リバーサイドハーフマラソン大会が予定されて
おり、また、自転車を使ったスポーツでは、ミニベロ
アドベンチャーツアー、今昔・ミライ・サイクリング、
来年の高越山ヒムクライムレースのための、Mt。高
越ヒムクライムプレイベントなどが行われ、市民はも
ちろん県内や県外から多くの参加者があると思いま
す。
また、民間では4月に鴨島町山路にオフロードバイ
クのコース、MACトライアルランドが新設され、鴨
島町知恵島には、オブスタクルスポーツの公認コース
の吉野川コースが新設され、各種の大会を開催し多く
の参加者で賑わっております。
また、ヨコタ上桜スポーツグラウンドや日本フネン
市民プラザなどは、連日市民の方々の利用があり週末
は調整会議を行わなければならないほどの利用状況
と聞いております。
コロナ禍が明けて、市民の方々がスポーツに親しむ
ようになったことは、健康増進や介護予防などに役立
ち、また児童や生徒達の青少年育成にも効果があるの
ではないでしょうか。
この「スポ―ツ」を利用して「スポーツを使って人
を集める」ことを行えばどうでしょうか。
本市でも少子高齢化が進み、人口減少問題に当面し
ています。
人口が増え続けていく社会においては、特別に何も
しなくても経済がどんどん発展し、地域もそれにつれ
て発展していきますが、現在はその逆の状態で、何も
しなければ経済はどんどん縮小し、地域は消滅してし
まいます。
そこで注目されているのが「スポーツ・ツーリズム」
を始めとするスポーツを使った取り組みです。この取
り組みで、地域の「中」に住んでいる人だけでなく、
地域の「外」に居る人を呼び込むことが出来たら、宿
泊業・飲食業・旅客運送業・サービス関連業などに経
済効果をもたらし、地域の雇用やスポーツ発展にも貢
献するのではないでしょうか。
「スポーツを使って人を集める」ことは、「スポーツ
をする」という視点からの活動も大切ですが、スポー
ツイベントを開催することによって、スポーツをす
る・スポーツを見る・スポーツを支えるという多様な
活動が生まれることが、大きなメリットとなります。
スポーツを上手く活用できれば、短期間でも数百人、
数千人といった県外の人や外国人を地域に呼び込む
ことも不可能ではないと思います。
これまでのスポーツ振興やスポーツ政策は、基本的
に「地域の中の人達」の事を考え、観光行政などは「地
域の外からの誘客」を目指すのが目的でした。これを
繋げるのが「スポーツコミッション」という組織の大
きな役割であり、存在意義であると言えます。
「スポーツコミッション」は地域の活性化を目指し
て、スポーツを使って人々を呼びこむための企画や推
進をしていくことを目的とした組織です。
「スポーツコミッション」は県や市が中心となって
立ち上げているケースが多く、徳島県でもスポーツコ
ミッションを立ち上げています。
本市でも、スポーツコミッションを立ち上げて、地
域経済活性化に繋げればどうかと思いますが、市の考
えをお伺いいたします。
〇答 弁 上田副教育長
「スポーツコミッション事業について」のご質問に、
ご答弁申し上げます。
まず、スポーツイベントの実績についてでございま
すが、本市において最大の集客があったイベントとい
たしましては、令和4年に開催された全国高校総体、
通称インターハイでございます。
このインターハイに本市を訪れた方は、日本フネン
市民プラザで開催されたバトミントン競技には、大会
6日間で選手・役員が約3,500人、観客が約2,600
人の合計で約6,100人の方が、またヨコタ上桜スポ
ーツグラウンドで開催されたサッカー競技には、大会
4日間で選手、役員が約700人、観客が約1,200人
の合計約1,900人の方々で、両競技を併せて合計約
8,000人でございました。
また、昨年、日本フネン市民プラザアリーナで開催
された、バスケットボールリーグ戦、B3の徳島ガン
バローズの試合には4試合で約4,000人の方の来場
がありました。
さらに、本市主催のスポーツイベントといたしまし
ては、例年2月に開催しております「吉野川市リバー
サイドハーフマラソン」は、昨年度の参加者は約600
人でございました。
議員のお話にございました、今月12月14日・15
日に開催される宝くじスポーツフェスタ「ママさんバ
レーボールin吉野川」には、植田辰哉、元全日本男
子監督やオリンピックメダリストや全日本経験者等
で構成されたドリームチームを迎え、約1,000人の
来場者を予定しております。
次に、スポーツコミッションについてでございます
が、大規模スポーツ大会やスポーツ合宿の誘致、スポ
ーツを通じた交流促進を行い、これらの活動を通じて
交流人口の拡大を図り、来訪者に対してまちの魅力を
PRし、さらに地域における消費を促すことで地域経
済活性化につなげることを目的として活動する、スポ
ーツツーリズムを推進するための中核となる組織で
あり、2023年10月現在、全国で204団体が設立
されております。
本市においては、日本フネン市民プラザやヨコタ上
桜スポーツグラウンドが出来たことにより、市外や県
外からの来訪者が年々増加傾向にありますので、これ
らの施設をこれまで以上に最大限活用するとともに、
スポーツを通じた地域の活性化に取り組む必要があ
ると考えているところでございます。
議員お話のとおり、スポーツコミッション活動には、
地方自治体に加えて、スポーツ協会や総合型スポーツ
クラブ等のスポーツ関係団体は勿論のこと、民間企業
や観光協会・商工団体・大学・宿泊業や飲食業の方々
等、様々な分野の方々の連携・協力が必要であること
から、市役所においても、教育委員会のみならず、全
庁をあげた取り組みが重要となって参りますので、ま
ずは先進地の事例等を調査研究することから始めて
参りたいと考えております。
以上でございます。
○再 問
ありがとうございます
スポーツコミションは、教育委員会だけで無く全庁
をあげた取り組みが必要で、スポーツ協会や総合型ス
ポーツクラブなどのスポーツ関係団体を始め、民間企
業や商工会議所・商工会などの商工団体、学校、宿泊
業や飲食業など、様々な分野の方々の連携や協力が必
要です。
先日、薫風会と友好会派で佐賀県の武雄市に「武雄
市スポーツコミッション事業」について視察研修に行
ってきましたが、武雄市では、スポーツによる地域活
性化を図るにあたって必要不可欠な分野(商業・観光・
スポーツ・教育等)の団体に声がけし、スポーツコミ
ッション構成メンバーとして
委員に、武雄市・武雄市観光協会・武雄温泉旅館組合・
武雄商工会議所・武雄市商工会・武雄飲食業組合・一
般社団法人武雄青年会議所・一般財団法人武雄市体育
協会・武雄市身体障害者福祉協会・JAさが・株式会
社ケーブルワン・祐徳自動車株式会社のメンバーで、
アドバイザーとして一般社団法人武雄杵島地区医師
会、佐賀大学、株式会社サガン・ドリームス(サガン
鳥栖)、佐賀県が名を連ねており、監事として、九州ひ
ぜん信用金庫、武雄市教育委員会という構成で、市役
所の企画部スポーツ課が事務局となっています。
まさにオール武雄市でスポーツコミッションは構成
されております。
武雄市では、令和3年から6年にかけて武雄市内
のスポーツ情勢が活発化することをチャンスととら
えてスポーツコミッションを設立したそうです。
本市においては、日本フネン市民プラザのアリーナ
やヨコタ上桜スポーツグラウンドを利用し全国から
高校生が集まったインターハイが行われ、またバスケ
ットのプロリーグも開催され、さらに市制20周年記
念事業の高越山ヒムクライムが来年度予定され、日本
で初めてのオブスタクルスポーツコースも民間企業
が設置し、県外からも多くのスポーツ愛好者が訪れて
おり、吉野川市内のスポーツ情勢は活発化していると
思います。
また、武雄市で予算について質問したところ
令和3年度の事業費は350万1千円で、その内
国庫補助金350万円 一般財源 1千円
令和4年度は 事業費851万5千円でその内
国庫補助金784万7千円 一般財源66万8千円
令和5年度は 事業費1,044万4千円でその内
国庫補助金 1千万円 一般財源 44万4千円
だったそうです。
また、令和4年度からは地域おこし協力隊にも業務
を任せているそうです。
徳島県でも、徳島県スポーツコミッションを設立し、
スポーツ大会・合宿の誘致、スポーツツーリズムの推
進、国内外への情報発信、などに取り組み、スポーツ
大会・合宿の誘致を通じて「競技力と経済効果」の向
上や幅広い競技の受入れにより交流人口の拡大、ホー
ムページによる情報配信、県内で実施される大会・合
宿への対応を支援する、などの取り組みを行っており
ます。
本市は20周年記念事業として「高越山ヒムクライ
ムレース」を来年度開催予定としており、今定例会に
はそのレースのためのサイクルロード整備の予算も
計上されていますが、サイクルスポーツに限らずスポ
ーツ全体の機運を盛り上げて、スポーツを通じた地域
の活性化に取り組む必要があると考えますが、スポー
ツコミッションに取り組むのは市全体の組織や民間
団体等とタッグを組んで取り組まなければならない
と思いますが、市の考えを副市長にお伺いいたします。
〇答 弁 岡田副市長
ただいま、副教育長が答弁しましたとおり、日本フ
ネン市民プラザとヨコタ上桜スポーツグラウンドを
最大限有効活用し、地域活性化に取り組むことは、本
市の重要課題でもあると認識しております。議員お話
の「スポーツコミッション」は非常に魅力的な制度で
ございますので、既に取り組んでいる徳島県とも連携
し、「日本フネン市民プラザ」と「ヨコタ上桜スポーツ
グラウンド」の更なる活用促進を図ると共に、その経
済効果を効果的・効率的に受け止めていくには市内の
体制整備も必要になって参ります。
一方で、議員からは「佐賀県武雄市」の事例紹介が
ございましたが、武雄市には温泉旅館組合があるなど、
本市とは少し状況が異なる部分もございますので、先
ずは本市の地域資源をいかに繋ぎ、スポーツツーリズ
ムとして取り組んでいけるか、組織横断的な検討を始
めて参りたいと考えています。
以上でございます。
〇再々問
ありがとうございました。
副市長から「本市の地域資源をいかに繋ぎ、スポー
ツツーリズムとして取り組んでいけるか、組織横断的
な検討を始める」との前向きな答弁を頂きました。吉
野川市に合ったスポーツコミッションの立ち上げを
検討して頂きたいと思います。
インターハイのバトミントン競技で好評だった日
本フネン市民プラザ、天然芝に近い感触を持った素
晴らしい人工芝のヨコタ上桜スポーツグラウンド、
また民間の施設では日本で初めて開設されたオブス
タクルスポーツ吉野川コースや2箇所ある屋内プー
ルなど、他市にはない素晴らしいスポーツ施設が本
市にはあります。
また、本市をホームタウンとしてJFL昇格を目指
しているFC徳島、吉野川市スポーツ協会や吉野川
市総合型スポーツクラブのおえっこスポーツクラブ
なども活発に活動されており、年間を通じて各種イ
ベントを開催されておりますが、それぞれのイベン
トごとの単発の活動で終わっており、地域の活性化
などには繋がっていないと思います。
市長は2期目の公約の「移住定住・にぎわいの創出
の魅力度向上」で、FC徳島との連携による更なるに
ぎわいの創出、吉野川市民プラザを活用した交流人
口の拡大、高越山での自転車ヒムクライムレースの
開催を挙げております。
今議会の所信では市制20周年を記念して来年度
に「マウント高越ヒムクライムレース」を開催し、自
転車を活用した観光振興や市民の健康増進に繋がる
事業を推進すると述べております。
スポーツで街を活性化し、にぎわいを創出し本市
の魅力度を向上させるのには、市役所の組織横断的
な庁内チームと商工会議所や商工会、青年会議所、
FC徳島、おえっこスポーツクラブ、オブスタクルス
ポーツ、ハッピー鴨島、かもめスイミングスクール、
ケーブルネットおえ、日本中央テレビと宿泊施設や
飲食関係団体などで組織された「スポーツコミッシ
ョン」に取り組むことが最適ではないかと思います
が、市長の考えをお伺いいたします。
〇答 弁 原井市長
岸田議員の再々問にご答弁申し上げます。
ただいま副教育長、並びに、副市長が答弁しました
とおり、日本フネン市民プラザ等を最大限有効活用し
地域活性化に取り組むことは、本市にとって重要なミ
ッションになると考えております。
今後も、日本フネン市民プラザやヨコタ上桜スポー
ツランドでの集客効果の高いスポーツイベント等の
誘致・定着化に取り組みながら、議員お話の「スポー
ツコミッション」も参考にさせていただきながら、私
のマニフェストでもある「日本フネン市民プラザ(ア
リーナ)を活用した交流人口の拡大」、ひいてはスポー
ツを通じた地域活性化を実感していただけるよう、本
市の現在の状況に適した取り組みを進めて参ります。
以上でございます。
○要望
ありがとうございました
市長から「日本フネン市民プラザ(アリーナ)を活
用した交流人口の拡大」、ひいてはスポーツを通じた
地域活性化を実感していただけるよう、本市の現在の
状況に適した取り組みを進めていく」との答弁を頂き
ました。
本市には、日本フネン市民プラザ、ヨコタ上桜ス
ポーツグラウンドに加えて新しく設置されたオブス
タクルスポーツの公認コースなど、他の市に無いスポ
ーツ施設があり、スポーツに対してのハード面は充実
されていると思いますので、あとはソフト面でスポー
ツを使っての地域の活性化、ひいては地域経済の活性
化にどのように繋げていくかが大切だと思います。
来年1月4日、5日には、新春の阿波路を駆け抜け
る第71回徳島駅伝が開催され、今回は北方コースが
採用され5日には本市を選手たちが駆け抜けます。沿
道では多くの市民の皆さんが選手に声援を贈ること
と思いますが、走る選手だけでなく、関わるスタッフ
や関係者、そして応援する皆さんを元気にしてくれる
のがスポーツの力だと思います。
今年は、過去3年間で10位だった吉野川市選手
団は、見事6位となり、16年ぶりの入賞となりまし
た。
来月、1月5日日曜日の多分、お昼前後になると思
いますが、国道192号を西から東に駆ける選手たち
を、市民の皆さんと一緒に応援したいものです。
今回、スポーツコミッションを提案させて頂きま
したが、ぜひとも官民挙げて、スポーツを通じての地
域経済の活性化を目指していただくことを要望して、
私の質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
今後の予定
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16時00分 - 17時00分
期成同盟会打合せ -
10時00分 - 12時00分
麻植史談会打合せ - 2月7日 川島高校期成同盟会
- 2月7日 NPO法人柴田育英会総会
- 2月7日 リガーレ練習
他 150 件