薫風会視察研修
平成24年11月13日(火)午前10時30分から12時
岩手県陸前高田市内視察及び陸前高田市役所
陸前高田市 市議会議長 伊藤 明彦
〃 議会事務局局長補佐 松田 浩晃
視察内容
市役所で研修を行う前に、震災に遭った陸前高田市内を、議会事務局の
松田さんの案内で視察した。陸前高田駅跡、陸前高田市役所跡、道の駅
「高田松原」跡などを回って詳しい説明を受けた。その後、陸前高田市役
所(プレハブの仮市役所)で研修を行った。
伊藤議長挨拶
近久代表挨拶
〇東日本震災復興について
昨年3月の大震災で市内で全壊家屋が3159戸、死亡者数が2009人
行方不明者が41人あった。震災前は24000人あった人口が現在で
は2万人前後となった。
当時はあれほど大きな津波が来るとは思っていなかった。津波が川を
8kmも遡って 堤防を越えて、市内を覆ってしまった。津波によって、
電気が消失し電話も携帯電話も通じないので防災に必要な情報収集が出来
なくなった。
議会開会中に、震度6弱の地震に襲われたがガラス窓が割れるかと思う
ほどの大きさだった、その後の津波があれほどすごいものだとは思わなか
った。その時、多くの職員が犠牲になったが、議員も2名犠牲になった。
他市町との緊急時の援助協定は近隣市町と行っていたがすべて被害に
あった、内陸部の相馬市とも協定を結んでいたので、自衛隊の基地をつく
ってくれて援助のハブとなってくれたので、大いに助かった。
現在、市役所には名古屋市などから応援の職員が来ている。議会事務局
には岩手県から県職員が応援に来ている。
実務職員だけでなく、山地を削って住宅地を造成したいので土木職員が
大勢欲しい。また、用地交渉をする職員が大勢欲しいので要求している。
福岡県、福岡市、久留米市、武雄市、和歌山市、京都市、名古屋市などの
職員が派遣で応援に来ているので助かっている。宿泊施設を建設予定であ
るが、現在は自動車教習場の合宿施設を利用している。三陸鉄道の復旧は
予定しているが、時間がかかりそうだ。
土地交渉を行いたいが家族全員が無くなっている土地もあるので時間がか
かりそうだ
駅前に商店街があったがすべて更地になった、今後は山地を削って平地に
したい。
住民台帳などは、他のところでバックアップをつくっていたので助かった。
復興に向けての問題点は、山を切り崩すのに許可がいるが法律関係の絡み
で、なかなか進まないので弱っている。
都会であれば復興のスピードももっと早いのではないか。
現在でも仮設住宅に大勢の市民が住んでいるが、早や2年が経つのに
政府の対応が遅くてなかなか復興の目安が立たない。
高田松原の残った「一本松」は、再生して陸前高田市の復興のシンボル
としたい。
被災にあった松原周辺を、国営で復興公園にしたい。
以上、伊藤議長と事務局の松田さんに最後まで震災復興の話をして頂いた。
研修前に見た、陸前高田市内の大震災の爪痕の風景に圧倒された。
平成24年11月13日(火)午前10時30分から12時
岩手県陸前高田市内視察及び陸前高田市役所
陸前高田市 市議会議長 伊藤 明彦
〃 議会事務局局長補佐 松田 浩晃
視察内容
市役所で研修を行う前に、震災に遭った陸前高田市内を、議会事務局の
松田さんの案内で視察した。陸前高田駅跡、陸前高田市役所跡、道の駅
「高田松原」跡などを回って詳しい説明を受けた。その後、陸前高田市役
所(プレハブの仮市役所)で研修を行った。
伊藤議長挨拶
近久代表挨拶
〇東日本震災復興について
昨年3月の大震災で市内で全壊家屋が3159戸、死亡者数が2009人
行方不明者が41人あった。震災前は24000人あった人口が現在で
は2万人前後となった。
当時はあれほど大きな津波が来るとは思っていなかった。津波が川を
8kmも遡って 堤防を越えて、市内を覆ってしまった。津波によって、
電気が消失し電話も携帯電話も通じないので防災に必要な情報収集が出来
なくなった。
議会開会中に、震度6弱の地震に襲われたがガラス窓が割れるかと思う
ほどの大きさだった、その後の津波があれほどすごいものだとは思わなか
った。その時、多くの職員が犠牲になったが、議員も2名犠牲になった。
他市町との緊急時の援助協定は近隣市町と行っていたがすべて被害に
あった、内陸部の相馬市とも協定を結んでいたので、自衛隊の基地をつく
ってくれて援助のハブとなってくれたので、大いに助かった。
現在、市役所には名古屋市などから応援の職員が来ている。議会事務局
には岩手県から県職員が応援に来ている。
実務職員だけでなく、山地を削って住宅地を造成したいので土木職員が
大勢欲しい。また、用地交渉をする職員が大勢欲しいので要求している。
福岡県、福岡市、久留米市、武雄市、和歌山市、京都市、名古屋市などの
職員が派遣で応援に来ているので助かっている。宿泊施設を建設予定であ
るが、現在は自動車教習場の合宿施設を利用している。三陸鉄道の復旧は
予定しているが、時間がかかりそうだ。
土地交渉を行いたいが家族全員が無くなっている土地もあるので時間がか
かりそうだ
駅前に商店街があったがすべて更地になった、今後は山地を削って平地に
したい。
住民台帳などは、他のところでバックアップをつくっていたので助かった。
復興に向けての問題点は、山を切り崩すのに許可がいるが法律関係の絡み
で、なかなか進まないので弱っている。
都会であれば復興のスピードももっと早いのではないか。
現在でも仮設住宅に大勢の市民が住んでいるが、早や2年が経つのに
政府の対応が遅くてなかなか復興の目安が立たない。
高田松原の残った「一本松」は、再生して陸前高田市の復興のシンボル
としたい。
被災にあった松原周辺を、国営で復興公園にしたい。
以上、伊藤議長と事務局の松田さんに最後まで震災復興の話をして頂いた。
研修前に見た、陸前高田市内の大震災の爪痕の風景に圧倒された。
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
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