薫風会視察研修
平成24年11月14日(水)午前9時から11時
福島県伊達市役所
伊達市市議会 議 長 吉田 一政
伊達市放射能対策政策監付次長除染対策担当 半澤 隆宏
〃 市民生活部放射能対策課長 田中 清美
〃 健康福祉部次長兼放射能対策担当参事 佐藤 眞也
〃 議会事務局庶務係副主幹兼係長 萩原 孝之
吉田議長あいさつ
近久代表あいさつ
○東北大震災からの復興について
半澤・・震災被害について
伊達市では大きな被害はなかった、死者や行方不明者は無し、負傷者は
軽傷者が3名丁度、議会では3月定例常任委員会開催中であった。とても
大きな揺れが長時間続いた。
市内の家屋被害は、全壊25件、大規模半壊36件、半壊204件など
である
伊達市民や他の市町村からの避難者受け入れが大変だった。
各施設の受入人数は、1857名に達した。
昨年の12月から、放射能対策課を設置して、除染などに対応している。
○放射能除染の現状について
田中・・除染について
当時は我々も放射能の事は解らなかった。
当時は水道が断水していた。3月15日夜半からの雪とともに放射能物質
が降下して地表に積もった。
ほこりや落ち葉に吸着しておりほとんどの放射性物質は地表付近にあり
そこから放射線がでています。
除染のイメージは、放射能をビーズに見立てて、それを容器に収納する
イメージで周知している。
市内をある程度の広さで区分して、モニタリングを実施し放射線量と除
染エリアを区分した。
Aエリア・・・避難勧奨地点を含む比較的線量の高い地域
Bエリア・・・Aエリアに隣接、年間積算線量が5mSv以上の地区
Cエリア・・・年間積算線量が5mSv以下の地区
対象戸数は15600戸で、線量を計りながら、Aエリアを優先的に雨どい
等の除染、庭等の除染、
植込み等の除染、側溝等の除染、出入口等の除染、林縁部の除染などを実施
している。
除染作業で出た除去物(木の枝やそぎ取った表土)は、大型土嚢に入れて
仮置き場に運搬・設置される。
土嚢を積んで、遮水シートをかける。ここまでが一連の除染作業となる。
仮置場では遮蔽が必要である。
放射能の防護には、距離による防護・時間による防護・遮蔽による防護が
ある
仮置場の設置される状況に応じた安全対策が必要である。
〇ガラスバッジの健康管理はいつまで実施するのか
佐藤 ガラスバッジによる市民の健康管理について
当面の予定は、平成25年6月末まで実施する予定である。
伊達市は、計画的避難区域に指定された飯館村に隣接し、市内一部の
地域は特定避難勧奨地点に指定されている現状で、市民の放射能汚染に
対する健康不安は大きい。
今年の7月からは全市民対象へと拡充し、
市が一体となって取り組み、市民全員に1年間の実測値を知っていただき、
不安解消を目指す取り組みとなります。1年間の実測値の状況等から、分
析等により、今後測定の継続等について検討していく予定である。
〇市民の健康診断はどの程度の頻度で行っているのか
子ども達の健康管理は平成23年度に18歳以下を対象に内部被ばく検査
(WBC)を実施した。平成24年度には一般市民を対象に内部被ばく検査
を実施し、一般市民が終了してから、平成25年度には、さらに
こどもへの検査を実施する予定です。
また、福島県においては甲状腺検査を定期的に実施し経過をみていきます。
さらには、保護者へ「放射能・放射線の知識 食生活の安全性」について
理解して頂くため、各施設で講話を実施したり「伊達市放射能健康相談窓
口」を開設し、保護者や一般市民へ安心材料を提供しています。
学校の対応としては、内部被ばく検査においては、各学校や施設の協力にて
実施対策をとり、時間と場所の確保やこどもへの誘導などを担当していただ
いている。
診断等の費用は、本人負担分は無料である。
Q.山林部分の除染はどのような方法があるのか
A.非常に難しいのでどのようにするかどうかは検討中で、進んでいない
のが現状である。
Q.震災後のライフラインの復旧で苦労したのは?
A.水道が一番苦労した。最初の3日間は給水車等に頼っていた。
平成24年11月14日(水)午前9時から11時
福島県伊達市役所
伊達市市議会 議 長 吉田 一政
伊達市放射能対策政策監付次長除染対策担当 半澤 隆宏
〃 市民生活部放射能対策課長 田中 清美
〃 健康福祉部次長兼放射能対策担当参事 佐藤 眞也
〃 議会事務局庶務係副主幹兼係長 萩原 孝之
吉田議長あいさつ
近久代表あいさつ
○東北大震災からの復興について
半澤・・震災被害について
伊達市では大きな被害はなかった、死者や行方不明者は無し、負傷者は
軽傷者が3名丁度、議会では3月定例常任委員会開催中であった。とても
大きな揺れが長時間続いた。
市内の家屋被害は、全壊25件、大規模半壊36件、半壊204件など
である
伊達市民や他の市町村からの避難者受け入れが大変だった。
各施設の受入人数は、1857名に達した。
昨年の12月から、放射能対策課を設置して、除染などに対応している。
○放射能除染の現状について
田中・・除染について
当時は我々も放射能の事は解らなかった。
当時は水道が断水していた。3月15日夜半からの雪とともに放射能物質
が降下して地表に積もった。
ほこりや落ち葉に吸着しておりほとんどの放射性物質は地表付近にあり
そこから放射線がでています。
除染のイメージは、放射能をビーズに見立てて、それを容器に収納する
イメージで周知している。
市内をある程度の広さで区分して、モニタリングを実施し放射線量と除
染エリアを区分した。
Aエリア・・・避難勧奨地点を含む比較的線量の高い地域
Bエリア・・・Aエリアに隣接、年間積算線量が5mSv以上の地区
Cエリア・・・年間積算線量が5mSv以下の地区
対象戸数は15600戸で、線量を計りながら、Aエリアを優先的に雨どい
等の除染、庭等の除染、
植込み等の除染、側溝等の除染、出入口等の除染、林縁部の除染などを実施
している。
除染作業で出た除去物(木の枝やそぎ取った表土)は、大型土嚢に入れて
仮置き場に運搬・設置される。
土嚢を積んで、遮水シートをかける。ここまでが一連の除染作業となる。
仮置場では遮蔽が必要である。
放射能の防護には、距離による防護・時間による防護・遮蔽による防護が
ある
仮置場の設置される状況に応じた安全対策が必要である。
〇ガラスバッジの健康管理はいつまで実施するのか
佐藤 ガラスバッジによる市民の健康管理について
当面の予定は、平成25年6月末まで実施する予定である。
伊達市は、計画的避難区域に指定された飯館村に隣接し、市内一部の
地域は特定避難勧奨地点に指定されている現状で、市民の放射能汚染に
対する健康不安は大きい。
今年の7月からは全市民対象へと拡充し、
市が一体となって取り組み、市民全員に1年間の実測値を知っていただき、
不安解消を目指す取り組みとなります。1年間の実測値の状況等から、分
析等により、今後測定の継続等について検討していく予定である。
〇市民の健康診断はどの程度の頻度で行っているのか
子ども達の健康管理は平成23年度に18歳以下を対象に内部被ばく検査
(WBC)を実施した。平成24年度には一般市民を対象に内部被ばく検査
を実施し、一般市民が終了してから、平成25年度には、さらに
こどもへの検査を実施する予定です。
また、福島県においては甲状腺検査を定期的に実施し経過をみていきます。
さらには、保護者へ「放射能・放射線の知識 食生活の安全性」について
理解して頂くため、各施設で講話を実施したり「伊達市放射能健康相談窓
口」を開設し、保護者や一般市民へ安心材料を提供しています。
学校の対応としては、内部被ばく検査においては、各学校や施設の協力にて
実施対策をとり、時間と場所の確保やこどもへの誘導などを担当していただ
いている。
診断等の費用は、本人負担分は無料である。
Q.山林部分の除染はどのような方法があるのか
A.非常に難しいのでどのようにするかどうかは検討中で、進んでいない
のが現状である。
Q.震災後のライフラインの復旧で苦労したのは?
A.水道が一番苦労した。最初の3日間は給水車等に頼っていた。
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
他 96 件