PFASについて
投稿日時 2024年11月29日 | カテゴリ: 活動報告
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最近ニュースなどで、水道水の安全性が問題になっており PFASの危険性が報道されていますが、吉野川市議会9月 定例会において、吉野川市の水道水の安全性を質問しています。 薫風会の代表質問として行い、市内の水道水は安全であるとの 答弁を頂いておりますので、ご安心ください。
以下、質問と答弁を掲載いたします。
7.有機フッ素化合物(PFAS)問題について
(1)本市の水道水は
(2)今後の対応は について、質問いたします
環境や人体に有害性が指摘されている有機フッソ化合物(PFAS ピーファス)ですが、 日本各地で国が設けた「暫定目標値」を超える濃度のPFASが水道水や地下水から検出 され問題となっています。
ピーファス、PFAS(ペルフルオロアルキル化合物)とは有機フッ素化合物の総称で、これら はフッ素と炭素の強い結合を特徴とする合成化合物の大きなグループであり、撥水性や耐油 性、耐熱性などの優れた特性を持ち、日常的にフライパンのフッ素加工、レインコートの 撥水加工や化粧品のファンデーションやリップ、スキー板のワックスなど様々な製品に 使用されております。 この化合物の中で、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)が国際条約で製造・ 輸入が禁止されています。 国の食品安全委員会から、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)による健康へ の影響については、これらの化合物は分解されにくく、環境中や人体内に長期間残留する 可能性があり、健康への影響として、出生時の体重低下、ワクチン接種後の抗体低下、コレ ステロール値の上昇、腎臓がんのリスク増加などが懸念されています。 環境省が「有機フッ素化合物全国存在状況把握調査」を実施したとありますが、本市に おける結果はどうであったのか、また、今後の水道水の安全性についての対応はどのように 考えているのか質問いたします。
〇答 弁:松家水道部長 「PFAS(ピーファス)について」のご質問に、ご答弁申し上げます。 議員お話のとおり、令和2年度、環境省が公共用水域、及び地下水における「有機フッ素 化合物PFAS(ピーファス)」について、「全国調査」を実施しており、本市の水道施設 では、鴨島浄水場において水質検査の採水を行っております。 水質検査の結果についてでございますが、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア) の合算値は4ナノグラム以下であり、国が定める暫定目標値である1リットル当たり50ナノ グラム以下と大きく下回っておりました。 令和3年度には、本市が運営するその他8カ所の浄水場での水質検査を本市独自で行い、 すべての浄水場において、2ナノグラムを下回っておりました。 しかしながら、PFASは、全国各地の浄水場や河川で検出されており、令和5年10月、 厚生労働省からの通知では、「水源のPFASについて、浄水場・取水場の取水地点より上流に 工場等が無い場合であっても、高濃度となっている可能性は否定できない」とされています。 そこで、本市では、検査実施から3年が経過していることから、今年7月に改めて市内 全浄水場で水質検査を行ったところ、すべての浄水場において、測定可能な2ナノグラムを 下回っており、安全性に問題が無いことを確認しております。 今後も国の動向に注視しながら、安全で安心な水道水の供給に取り組んで参ります。 以上でございます。
〇要 望 ありがとうございました 発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFASの問題が各地の浄水場や河川で検出されて いる事態を受けて、政府が今年5月下旬に47都道府県の担当部署や水道事業者に水道水の 全国調査を要請いたしました。 この問題が、6月に新聞やテレビで報道されたことで市民の方から「本市の水道水は大丈 夫なのか」とのご相談を受けて、水道部に相談いたしましたところ、ご答弁にありました ように、素早い対応していただき、7月に市内全浄水場で水質検査を行いすべての浄水場 において暫定基準値を大幅に下回っている結果であるという報告で、安心いたしました。 今後も、市民の健康と安心を守るために、安全で安心な水道水の供給に取り組んで頂く ことをお願いして、薫風会の代表質問を終わりたいと思います。 ありがとう ございました。
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