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薫風会視察研修その1

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admin 2012-8-31 8:34
薫風会視察研修
日 時:平成24年7月26日(木)15:00から16:30
場 所:福岡県大野城市役所
研修内容:議会改革について、予算常任委員会について
大野城市議会議長  関岡 俊実
  〃  副議長  福山 保廣
   議会事務局長 伊藤こずえ
   〃   係長 吉塚 彰
   〃   主査 花田 博幸

関岡俊実大野市議会議長挨拶
近久善博薫風会代表挨拶

福山副議長が説明
○議会改革について
  平成19年・20年度議会改革検討会議の経過
 平成20年3月 検討会議を設置
   3グループで検討会議を開始(1グループ7名)
     1グループ 予算委員会の活性化について
     2グループ 調査機能の充実について
3グループ 開かれた議会を目指して
   10月2日から9日 全体会議での集中討議
        各グループへの質疑&意見交換 
12月15日に議長に答申を提出
具体的な改正内容は
     4つの常任委員会を3常任委員会に削減し予算委員会を新設(平成21年5月)
     現在は、総務市民委員会・福祉文教委員会・都市環境委員会・予算委員会(新設)
     広報委員会の会議規則による公的設置

議員の定数削減(22名から20名に)による委員会数の削減

課題:委員会の所管事務調査の充実
 ○必要性(県議会事務局長の野村稔さんの言)
  ○審査の充実
    首長が提出した議案審査のための能動的調査
  ○分権時代の議会の新たな対応
    議会としての政策及び行財政改革への提言
所管事務調査の終了後の取り扱い
○調査結果の効果
 ・委員会審査への反映
 ・必要に応じて調査結果を本議会で報告
 ・必要に応じて調査報告書を議会だよりに掲載
 ・調査結果に基づき、必要に応じて・国等には意見書、首長へは決議で政策提言

予算委員会の設置
○予算委員会の経過・過去は当初・補正予算とも各委員会に分割付託していた
                  ↓
(問題点)
 「予算は不可分であって、委員会としては最終審査は一つの委員会において行うべく、
  2以上の委員会で分割審議すべきものではない(行政実例) 
 「分割付託では、修正案等提出の環境が整わない」(議会の意見)
                  ↓
  当初予算のみを特別委員会で審査し、補正は分割付託
                  ↓
  自治法の改正で、議員の常任委員会への複数参加が可能となった(平成18年)
                  ↓
  行政実例との整合性と予算審査の充実を図るため、予算委員会を設置(平成21年5月)

課題:予算委員会での審査の充実
 ○審査環境の充実
  ・予算委員会の事務調査のあり方
  ・他委員会とのスケジュール調整
  ・他委員会との連携(委員外議員として傍聴、連合審査会etc)
 予算委員会と各常任委員会との連携
1.連合審査会
目的:所管常任委員も予算委員会で発言し、審査力の強化を図る
   (予算委員以外は討論、表決は不可)
対象:予算及び決算審査で、委員長連名で連合審査
2.予算委員会に委員外議員として発言(傍聴)
目的:常任委員会の調査事件等を予算審査に反映(発言)
      委員外議員の予算案の把握(傍聴)
   対象:補正予算(年4回)

  委員外議員の発言
  第108条 委員会は、審査又は調査中の事件について、必要があると認めるときは、委員でない
議員に対し、その出席を求めて説明又は意見を聞くことができる。
2 委員会は、委員でない議員から発言の申し出があったときは、その許否を決める。
質疑応答
Q.予算委員会と他の常任委員会の人数は
A.予算委員会は10名である。他は、8名・6名・6名である。
Q.常任委員会では予算を扱わないのか?
A.予算は予算委員会ですべて扱うので、各常任委員会では付託案件(条例制定等)のみを扱う。
Q.予算委員会や常任委員会への理事者側の参加者は?
A.担当部長、課長や係長や職員が出席する。
Q.予算委員会の人選は?
A.最初は全議員から希望を募り会派間で調整する。(常任委員会は2年、予算委員会は1年任期)
Q.審査日程表の当初の「総括」と最終日の「討論・採決」とは?
A.審査の3日間は審査だけで、最初に概要説明を行い、最終日に討論・採決を行う。
  副議長と財政課長などが最初と最後に出席し、審査は各部で進行する。
Q.採決で修正案が出ることはあるのか?
A.再決議が一度だけあった。
Q.委員会では付託案件以外の、その他の案件審査はないのか?
A.付託案件の審査だけである。
Q.議会議員の足並みが揃わなければ、改革はむつかしいとは思うが?
A.定数の見直しを行なった時に、議員全員が議会改革の必要性を感じて実施した。
Q.説明の中で、職員の意識が変わってきたと言っていたが、市民の反応は?
A.市民の反応は余り感じないが、議会改革の意義は判って頂いていると思っている。
Q.市長は拒否反応を示さなかったのか?
A.市長が県議会議員出身で事業仕分けなどをすでに行なっていたので、特になかった。
Q.予算委員会の質疑時間は
A.特に決めていない
Q.質疑方法は、1問1答で行なっているのか?
A.特に決めていない

吉野川市への反映
 予算常任委員会と議会改革についての研修であったが、平成18年から議員自らが議会改革に
を行い、議会改革検討会議を設置し常任委員会の削減や予算委員会の新設などを積極的に行なって
きたとのことで、大変勉強になりました。
 吉野川市でも決算特別委員会だけでなく、予算委員会の設置や議会改革を議員間で協議し、実施に向けて動き出す時期に来ているかもしれない。
 先般の小松島市の議会改革と予算常任委員会への視察研修に続いて、大野城市で研修を行なったが、地域によって議会改革の手法が少しずつ違っているので、吉野川市の議会改革のスタイルはどのようなものが良いのか検討してみたいと思いました。


大野城市は、東経130度28分、北緯33度32分で福岡市の南に位置して東西約6km南北約8.5kmで面積は26.88km2です。市の中心部の幅は約1kmしかなく、ひょうたん型をしています。東北部には四天王寺や乙金寺山、南部と南西部には背振山地の牛頸山を中心とする小連山があり、都市部としては貴重な緑がまだまだ残されています。中心部は平坦で市域の62%を占め、そこでは牛頸川と御笠川が合流し、やがて博多湾に注いでいます。

人 口:96,578人
世帯数:40,003世帯

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