薫風会視察研修
日 時:平成24年7月27日(金)10:00から11:45
場 所:佐賀県小城市おぎ元気館
視察内容:中心市街地活性化について
小城市議会議長 中島 正之
小城市建設部中心市街地活性化推進室室長 江頭 正秀
小城市議会事務局議事調査係長 水田 惠三
9:20 中島議長あいさつ
近久代表あいさつ
小城市まちづくり中心市街地活性化基本計画について
江頭室長
平成21年6月30日に認定を受けた小城市中心市街地活性化基本計画は「住んでよし、訪れてよし、和で織りなす味わいのある城下町」を将来像として「“城下町や羊羹”など地域の特徴を活かした交流人口の拡大」「魅力ある都市・商業空間の充実による暮らしやすい環境づくり」を目標に活性化事業を推進している。
基本計画に掲載された事業計画の着実な推進を図るためには、街づくりの多様な主体による合意形成の場(中心市街地活性化協議会)だけでなく、個別事業の具体化に向け、現場主導で計画を着実に推進するマネージメント体制の構築が必要と判断し、中心市街地の空き店舗を改装して、平成22年10月17日に活動拠点施設(おぎ元気館)オープンに合わせて、中心市街地活性化推進室を配置し、官民連携の計画推進体制を構築している。
おぎ元気館を活用して、試行的事業として平成22年10月から朝市の開催や、小城の街の賑わいづくりの一環として、文教の里「小城」の自然や景観、歴史、文化、まちづくり等をテーマにした「おぎ元気塾」を開催している。
また「商店街元気づくり事業」による、空き店舗対策を活用した出店支援の実施を行い、中心商店街への来街機会の創出と買い物の場の提供を通じ、商店街の振興や農商工連携を見据えた地域間交流の促進を目指している。
その一方で、目標達成に寄与する主要事業である町家「深川家住宅」活用による集客交流施設整備事業、観光物産館ファーマーズマーケット整備事業、大型商業施設空き店舗スペースを活用したテナントミックス施設整備事業の進捗状況が予定通りでないことから、今後の対策によっては目標達成に影響を及ぼすことが懸念される。
“城下町や羊羹”など地域の特徴を活かした交流人口の拡大事業では、中心市街地の歩行者・自転車通行量での目標指標は、基準値1818人(H20年)で目標値を1880人(H26年)とし、最新値は1849人(H23年)であり、魅力ある都市・商業空間の充実による暮らしやすい環境づくり事業では、中心市街地商店街の年間小売販売額の目標指標は、基準値2469百万円(H16年)で目標値を2470百万円(H26年)とし、最新値は2336百万円(H23年)であり、今後対策を講じる必要があると考えている。
今後は、今年度より着手した市の事業を基軸に据えて、基本計画における活性化の4つの項目(組織、デザイン、プロモーション、経済立て直し)を基本として官民連携による戦略的な事業展開を図る。
交流人口の拡大に向けて拠点整備を進めるとともに、観光客等の誘致活動を活性化させる。段階的に整備の終わった各拠点を「点」から「線」として結び回遊性を高めながら「線」から「面」へと街を育む事を戦略とする。市の3事業を中心に据え「線」の実現に取り組み、それに合わせて様々な事業をつなげていくことで「面」の実現を目指す。
また、回遊性の向上を図り、観光客等の滞留時間の延長による経済効果等を地域が享受する「仕組みづくり」と「仕掛けづくり」を検討、構築、運営する。
一方、民間事業主体が取り組む各主要事業町家「深川家住宅」活用による集客交流施設整備事業の事業化困難や観光物産館ファーマーズマーケット整備事業並びに大型商業施設空き店舗スペースを活用したテナントミックス施設整備事業については、調整等が進まず、停滞状態のため計画期間内の遂行が困難になる恐れがあり、早急な対応策を検討している。
今後も基本計画に掲載された事業を堅実に推進するとともに、必要に応じて新たな事業の取り入れや代替策、既存事業の拡充等による基本計画の見直しの検討も視野に入れながら関係諸団体と連携し中心市街地の活性化を推進し数値目標の達成を目指してゆく。
質疑応答
Q.JR小城駅の乗降客は?
A.年間で75万人程度である。(日に2000人程度)
Q.市の巡回バスの走行ルートは?
A.民間の路線バスが走っていない場所を走っている。
Q.バスは有料か?
A.一人100円である。
Q.おぎ元気館の運営は?
A.建設部中心市街地活性化推進室が行なっている。商工観光課は
商工会議所も同居して活動している。
Q.予算額は?
A.総額は18億円だが国の補助金が45%と認定を受けているので+5%ある
県からは事業ごとに、25%程度の補助金がある。
Q.空き店舗の改造費に対しての補助金は?
A.約8割の補助金である。
研修後、小城駅前商店街を案内して頂いて視察研修を行なった。
吉野川市への反映
小城市と吉野川市は、人口や世帯数など市の規模がよく似ているので共通した問題点等があり
中心市街地の活性化等について、意見の交換が出来た事は有意義であった。
他市からの大規模店舗の進出による、地元商店街の経済的問題・構造的問題や少子高齢化による
社会的環境の変化による買物難民等の構造的問題など、共通する悩みも話し合えた。すぐに結論の出る問題ではないが、活性化を進めるためには歩みを止めてはいけない事を実感した。
将来を踏まえた基本戦略を地元商店街や商工会議所・商工会と一緒に考えて見なければならない。
小城市概要
小城市は佐賀県のほぼ中央にあり、佐賀平野の西端で県庁所在地・佐賀市に隣接している地域です。佐賀市の西方約10km、車で20分の位置にあり、福岡市へ70km長崎市へ100kmの距離にあります。
地勢的には、北部に天山山系がそびえ、中央部には肥沃な佐賀平野が開けている。南部には農業用排水路のクリーク地帯が縦横に広がり、日本一の干潟・有明海に面しています。天山山系から源を発し流れ下る祇園川、晴気川、牛津川は扇状地を形成し、佐賀平野を潤して有明海へと注いでいる。
面 積:95.85km2
人 口:46,130名
世帯数:15,195世帯
日 時:平成24年7月27日(金)10:00から11:45
場 所:佐賀県小城市おぎ元気館
視察内容:中心市街地活性化について
小城市議会議長 中島 正之
小城市建設部中心市街地活性化推進室室長 江頭 正秀
小城市議会事務局議事調査係長 水田 惠三
9:20 中島議長あいさつ
近久代表あいさつ
小城市まちづくり中心市街地活性化基本計画について
江頭室長
平成21年6月30日に認定を受けた小城市中心市街地活性化基本計画は「住んでよし、訪れてよし、和で織りなす味わいのある城下町」を将来像として「“城下町や羊羹”など地域の特徴を活かした交流人口の拡大」「魅力ある都市・商業空間の充実による暮らしやすい環境づくり」を目標に活性化事業を推進している。
基本計画に掲載された事業計画の着実な推進を図るためには、街づくりの多様な主体による合意形成の場(中心市街地活性化協議会)だけでなく、個別事業の具体化に向け、現場主導で計画を着実に推進するマネージメント体制の構築が必要と判断し、中心市街地の空き店舗を改装して、平成22年10月17日に活動拠点施設(おぎ元気館)オープンに合わせて、中心市街地活性化推進室を配置し、官民連携の計画推進体制を構築している。
おぎ元気館を活用して、試行的事業として平成22年10月から朝市の開催や、小城の街の賑わいづくりの一環として、文教の里「小城」の自然や景観、歴史、文化、まちづくり等をテーマにした「おぎ元気塾」を開催している。
また「商店街元気づくり事業」による、空き店舗対策を活用した出店支援の実施を行い、中心商店街への来街機会の創出と買い物の場の提供を通じ、商店街の振興や農商工連携を見据えた地域間交流の促進を目指している。
その一方で、目標達成に寄与する主要事業である町家「深川家住宅」活用による集客交流施設整備事業、観光物産館ファーマーズマーケット整備事業、大型商業施設空き店舗スペースを活用したテナントミックス施設整備事業の進捗状況が予定通りでないことから、今後の対策によっては目標達成に影響を及ぼすことが懸念される。
“城下町や羊羹”など地域の特徴を活かした交流人口の拡大事業では、中心市街地の歩行者・自転車通行量での目標指標は、基準値1818人(H20年)で目標値を1880人(H26年)とし、最新値は1849人(H23年)であり、魅力ある都市・商業空間の充実による暮らしやすい環境づくり事業では、中心市街地商店街の年間小売販売額の目標指標は、基準値2469百万円(H16年)で目標値を2470百万円(H26年)とし、最新値は2336百万円(H23年)であり、今後対策を講じる必要があると考えている。
今後は、今年度より着手した市の事業を基軸に据えて、基本計画における活性化の4つの項目(組織、デザイン、プロモーション、経済立て直し)を基本として官民連携による戦略的な事業展開を図る。
交流人口の拡大に向けて拠点整備を進めるとともに、観光客等の誘致活動を活性化させる。段階的に整備の終わった各拠点を「点」から「線」として結び回遊性を高めながら「線」から「面」へと街を育む事を戦略とする。市の3事業を中心に据え「線」の実現に取り組み、それに合わせて様々な事業をつなげていくことで「面」の実現を目指す。
また、回遊性の向上を図り、観光客等の滞留時間の延長による経済効果等を地域が享受する「仕組みづくり」と「仕掛けづくり」を検討、構築、運営する。
一方、民間事業主体が取り組む各主要事業町家「深川家住宅」活用による集客交流施設整備事業の事業化困難や観光物産館ファーマーズマーケット整備事業並びに大型商業施設空き店舗スペースを活用したテナントミックス施設整備事業については、調整等が進まず、停滞状態のため計画期間内の遂行が困難になる恐れがあり、早急な対応策を検討している。
今後も基本計画に掲載された事業を堅実に推進するとともに、必要に応じて新たな事業の取り入れや代替策、既存事業の拡充等による基本計画の見直しの検討も視野に入れながら関係諸団体と連携し中心市街地の活性化を推進し数値目標の達成を目指してゆく。
質疑応答
Q.JR小城駅の乗降客は?
A.年間で75万人程度である。(日に2000人程度)
Q.市の巡回バスの走行ルートは?
A.民間の路線バスが走っていない場所を走っている。
Q.バスは有料か?
A.一人100円である。
Q.おぎ元気館の運営は?
A.建設部中心市街地活性化推進室が行なっている。商工観光課は
商工会議所も同居して活動している。
Q.予算額は?
A.総額は18億円だが国の補助金が45%と認定を受けているので+5%ある
県からは事業ごとに、25%程度の補助金がある。
Q.空き店舗の改造費に対しての補助金は?
A.約8割の補助金である。
研修後、小城駅前商店街を案内して頂いて視察研修を行なった。
吉野川市への反映
小城市と吉野川市は、人口や世帯数など市の規模がよく似ているので共通した問題点等があり
中心市街地の活性化等について、意見の交換が出来た事は有意義であった。
他市からの大規模店舗の進出による、地元商店街の経済的問題・構造的問題や少子高齢化による
社会的環境の変化による買物難民等の構造的問題など、共通する悩みも話し合えた。すぐに結論の出る問題ではないが、活性化を進めるためには歩みを止めてはいけない事を実感した。
将来を踏まえた基本戦略を地元商店街や商工会議所・商工会と一緒に考えて見なければならない。
小城市概要
小城市は佐賀県のほぼ中央にあり、佐賀平野の西端で県庁所在地・佐賀市に隣接している地域です。佐賀市の西方約10km、車で20分の位置にあり、福岡市へ70km長崎市へ100kmの距離にあります。
地勢的には、北部に天山山系がそびえ、中央部には肥沃な佐賀平野が開けている。南部には農業用排水路のクリーク地帯が縦横に広がり、日本一の干潟・有明海に面しています。天山山系から源を発し流れ下る祇園川、晴気川、牛津川は扇状地を形成し、佐賀平野を潤して有明海へと注いでいる。
面 積:95.85km2
人 口:46,130名
世帯数:15,195世帯
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
他 96 件