元気で明るい吉野川市を目指して

子どもたちが生き生きと個性を伸ばせるまちづくり
安心して暮らせる、安全に暮らせるまちづくり
美しく活気あるまちづくり

薫風会の視察研修 その1

カテゴリ : 
マイブログ
執筆 : 
admin 2013-8-10 18:10
薫風会視察研修

場 所:釧路市役所及び釧路川リバーサイドぬさまい広場
日 時:平成25年7月29日午後3時30分より
参加者:河野利英・枝澤幹太・岸田益雄・近久善博・細井英輔・塩田智子

釧路市都市整備部次長        長岡 正 
 〃 都市整備部公園緑地課課長補佐 畑中 幸雄
 〃 都市整備部公園緑地課課長補佐 坂井 和之
   議会事務局議事課長      渡邊 和典
   議会事務局議事課総務主任   高山 直樹

渡邊課長あいさつ
河野代表あいさつ

〇釧路川リバーサイド計画について  坂井課長補佐説明
 釧路市の中心を流れる釧路川は、人々の社会・生活基盤と結びつき、地域の文化を守り育ててきた。
一方では、釧路湿原に通じる豊かな自然を残しており、これらの自然や文化を21世紀に継承していきたいという願いを込め、「釧路川ふるさとの川整備計画」の基本テーマが設定された。そして、基本テーマの理念のもと、災害に強く、自然環境を守り、社会環境を育む整備内容が認定された。
 釧路川の整備について、市民の関心はとても高く、整備計画の認定に至るまで、いろいろな取り組みが行われました。
 河口の「ゆさまい橋」から上流1.3kmまでの整備計画を行った。
 水辺環境を考えるワークショップなどから、計画内容を検討する委員会、絵画コンクールなど、市民参加による様々な経過を経て「釧路川ふるさとの川整備計画」が認定された。

Q:整備計画における国土交通省との協議はどのようなものだったか?
A:河川整備事業は北海道の事業のため、国土交通省とは直接協議していない。
  なお、「ふるさとの川整備計画」も河川事業と併せて国土交通省河川局より
事業認定をいただき事業実施しているが、国との協議内容はわからない。

Q:釧路川整備計画策定にあたり、市民意見の集約はどのように行ったか?
A:河川法第16条の2に規定している「住民意見の反映」は、北海道では
「ふるさとの川整備事業」も河川整備事業と合せて実施しているので、ふる
さとの川整備計画検討委員会の中に、住民代表の委員を4名参加して頂き、
住民意見の反映を図っている。
・「釧路川ふるさとの川整備計画検討委員会」H10年度からH12年度
委員会の構成は、学識経験者(地元国立大学教授等)3名、地域代表(当 
市連合町内会代表・漁業関係者等)4名、行政機関(市長・北海道庁河
川及び公園部署)3名 のメンバーである。
・市民アンケート調査実施、ワークショップ開催 H9年度
・「ふるさとの川整備計画推進懇談会」H13年からH24年 年2?3回
 参加者は、市民より公募 10名程度

Q:河川整備に際して、自然環境保護への取り組み方は
A:北海道が「ふるさとの川整備事業計画」の中で、鳥・魚・植物についての
  生態調査を行っている。また、河川の中に干潟が数か所存在していることから、整備計画に保全を盛り込み、工事実施時に可能な範囲で干潟の保存
を行っている。

質疑応答終了後、釧路川リバーサイドぬさまい広場の現地を視察した。

〇所感
 吉野川市においても、釧路川と同じく1級河川である吉野川が市の北側を流れ、台風等により増水すれば暴れ川となって恐れられるが、平時には、県民・市民が親しんでる川でもあり、吉野川市の名の由来にもなっている。
 現在では、山川地区ではバンブーパーク、鴨島地区では市民運動場としてサッカーや野球などの運動グラウンドとして多くの利用されている。また、吉野川市リバーサイドハーフマラソン大会や納涼花火大会などのイベントも年間を通じて数多く開催され、多くの市民が利用している。
 しかし、1級河川なので国土交通省の管理でもあり市民運動場内には、固定の設備が設置できず、現在では、水道設備とプレハブの簡易トイレが4基設置されているだけである。
 また、台風や豪雨時には河川敷という条件から、吉野川上流の増水状況から池田ダムの放水が始まれば、バンブーパークや市民運動場が水に浸かる心配にさらされている。

 釧路川の整備事業における北海道庁との話し合いや市民の意見の集約方法の仕方、現地の視察研修をしたが、河川における公園整備や多目的トイレの設置など自然環境を守りながら、災害に強い川辺造りを吉野川流域でも実施するには、多くの課題があると考える。吉野川や江川、飯尾川、ほたる川などの市内を流れる河川の整備事業については、河川ごとに住民の要望等をきめ細やかに聞いて、今後の整備計画に生かせて行ければ良いと考える。

  
釧路市の概要
 平成17年10月11日に当時の釧路市、阿寒町、音別町が合併して新生「釧路市」となりました。
釧路市は、北海道の東部、太平洋岸に位置し、「釧路湿原」「阿寒」の二つの国立公園をはじめとする雄大な自然に恵まれた街であり、東北海道の中核・拠点都市として社会、経済、文化の中心的な機能を担っています。
 酪農を主力とする豊かな農業生産、豊富な森林資源を有する林業、そして国内有数の水揚げ量を誇る水産業など、日本の食料基地といえる地域です。
 安全・安心で良質な食料の供給体制の形成に努めるとともに、この恵みを与えてくれる自然環境の保全や環境調和型の循環社会実現への取り組みを進めています。
 釧路市には、大規模な食品・製薬工場や製紙工場のほか、全国唯一の石炭鉱業所が操業しており地域の主力産業として地域経済の核となっています。
これらの地域産業を支えているのが重要港湾釧路港や釧路空港であり、現在整備が進められている北海道横断自動車道(高速道路)の完成により今後、飛躍的に物流機能が高まるものと期待されています。
 また、特別天然記念物「タンチョウ」や阿寒湖の「マリモ」をはじめとする世界的にも貴重で魅力あふれる地域資源が豊富にあります。
さらに、夏でも最高気温が20度前後と涼しく快適なわが街は、移住・長期滞在にも適した地域と言えます
地勢:北緯 42度58分10秒、東経 144度22分24秒、
面積 1,362.75k?

  人口(H25年3月末) 180,893人 93,915世帯