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視察研修報告・大和市

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admin 2014-5-20 18:10
薫風会視察研修

場 所:大和市役所
日 時:平成26年5月14日 午前10時より
参加者:河野利英・枝澤幹太・近久善博・福岡正・岸田益雄・細井英輔・塩田智子

大和市教育委員会教育部指導室指導主事     ?島 裕樹
〃  こども部福祉事務所こども総務課参事課長 山崎 晋平
〃  議会事務局次長    樋田 和夫
〃  議会事務局議事担当主査    柴田 怜子

樋田次長 あいさつ
河野代表 あいさつ

○市立小学校普通教室への電子黒板導入について    ?島指導主事説明
  文部科学省の委託事業として電子黒板に関する研究で、全国小学校100校で委託研究が行われました。大和市立深見小学校がこの委託研究に応募し、放送大学講師をされている電子黒板活用研究の第一人者の中川一史教授にアドバイスをして頂き、深見小学校の普通教室に電子黒板等を導入することになりました。パッと見てすぐ使える、すぐ解るということで国語デジタル教科書、実物投影機も導入し、画面へのタッチで児童と対面しながら操作が行えます。
  平成22年度8月深見小学校への視察が行われ、学校現場で電子黒板活用の利点を確認し、平成22年9月補正により予算化し、市内小学全普通教室への導入を決定、深見小学校以外の全小学校普通教室352台を予算規模約9千8百万円(防衛省補助金充当含む)で平成23年1月末までに整備完了しました。
 その後特別支援学級への整備を希望する声が広がり、平成24年度小中学校の全特別支援学級に導入を実施、平成25年度中学校の理科室に導入を実施しました。

Q:この事業を活用して、学校はどのようなことを実践し、また成果を得ることができたのか。現場教師の反応は?
A:小学校低学年では、電子黒板を先生が操作、児童が発表、視覚的理解を高めるということで集中力が上がった。中学年ではデジタル教科書への書き込みで児童が考え方を発表するなどしてみんなで考える力がついた。高学年ではコンピューター教室でガイドブック(プレゼン)を製作し、その場で作品紹介ということで、グループで製作する力がついた。特別支援学級ではプレゼンテーションソフトで歌詞カードを作成。活動の前に毎回歌うことでその後の活動がスムーズになっている。学校生活の中では、タイマー(給食当番の着替えなど)、掲示板(次の授業の教室案内など)、理想のお道具箱(引き出しの中身のお手本を見せて整理整頓など)ということであらゆる役目を果たし、成果を得ている。そして、授業の流れの中で児童の発想を視覚的に提示でき教室の中で見られないものを視覚的に確認、問いを強調できるなど電子黒板と黒板を使い分けて効果的に活用できるようにしたい。という現場教員の声がある。
  
Q:この事業を活用するにあたり、学校現場の教員はどのような研修に取り組んだのか?また、市教委とどのような連携を図ったのか。
A:教育委員会と学校は常に連携し、夏の希望研修に参加したり、少人数研修ということで学校へ出向いて行き説明をするなどして、使い方発進に取り組んでいる。

Q:導入の結果、授業展開にどのような変化があったのか。児童、保護者の反応は。
A:実物投影機使用90%以上、電子黒板の機能活用70%以上ということで色々な授業で活用している。導入当初は使っているクラスと使っていないクラスでは差があるように思えたが、今では教員も独自の使い方を考えたりし、授業に取り組んでいるので、児童、保護者から批判的な意見はない。

Q:小学校への導入ということであるが、今後中学校への整備も考えているのか。
A:小学校では、発表の場で使ったりしているのに、中学校でないのはおかしいのでは?という子ども達、現場の戸惑いの声があるが、中学校への追加導入は今後の検討課題である。


○一般不妊治療費助成事業について     山崎こども総務課参事課長説明
  妊娠、出産、子育て、就学といった連続した子育て支援を実施していきたいと市長から強い要望があり、平成22年10月より9月補正で予算化し、一般不妊治療助成事業を実施、その他3年連続で不育症、特定不妊治療費助成を10月から実施している。

Q:この事業を実施するに至った背景と、事業実施後の市民からの反応は?
A:国立社会保障、人口問題研究所が平成17年に実施した第13回出生動向基本調査「結婚と出産に関する全国調査」によると、不妊を心配したことがある夫婦は全体の25.8%、さらに13.4%の夫婦が実際に不妊治療を受けたことがあるとされています。少子化が進む中、不妊に悩み、不妊治療をしている夫婦に対する支援等は、妊娠中や出生後の子育て支援同様、重要な支援策の一つと捉え、治療に取り組んでいる夫婦に対する経済的な負担軽減策を進めたいと考え実施に至った。反応としては、不妊症の治療を検討している市民から「本助成制度を利用しながら不妊治療に望みたいので詳細を知りたい」との問い合わせや、「近隣市の市民であったが、大和市が不妊治療費助成を開始したので転居してきた」などといった喜ばしい発言がありました。

Q:この事業による出生率の変化等、成果について。
A:出生率についてはまだ確認できていない。一般不妊治療費助成者のうち出生した子どもの人数は、平成22年度交付決定人数17人うち出産した人数4人と最初はまだ浸透していなかったが、平成25年度では交付決定人数106人、うち出産した人数20人と大きく変化している。

Q:不妊治療費助成事業による出生後の規定は設けていないのか。
A:特に設けていない。市税滞納者でなく、申請した時、大和市民であれば良い。

Q:特定不妊治療費助成事業を追加したのは市民からの声が多かったためか。
A:特定不妊治療は1回あたりの治療費が高額で、一般不妊治療以上に経済的負担が重く県の助成制度のみでは不十分であり、市が上乗せを行うことで子どもを授かりたいと願う夫婦の経済的負担を軽減し、治療を受けやすい環境を整えることができると考え追加。

大和市の地勢
神奈川県のほぼ中央部に位置し、東京都心から40km圏内にある。東は横浜市、西は座間市、海老名市、綾瀬市に、南は藤沢市、北は、相模原市、東京都町田市にそれぞれ隣接している。人口は約23万人。特例市に指定されている。かつて隣接する座間市、海老名市、綾瀬市との間に県央政令指定都市構想があった。
面積は27.06km?、広袤は東西3.22Km、南北9.79Kmと南北に細長い。市域のほとんどが相模野台地(相模原台地)上にあり、台地上は北の相模原市との境界付近で標高82m、南の藤沢市との境界付近で標高44m、北から南へ緩やかに傾斜し、高低差は38メートルに及ぶが、丘陵起伏がほとんど無い都市である。この台地面を東西の河川が刻み、急崖を持った細長い河谷が南北に延びる(後述)。市内最高点は下鶴間・浅間神社跡の標高90m、最低点は福田・江の窪の30mである。
鉄道は中央部を東西に相鉄本線、南北に小田急江ノ島線が走る他、北部に東急田園都市線が乗入れ、狭い市域に8駅がある。この為、市内のどこからも最寄り駅まで約15分前後で行け、更に新宿・渋谷・横浜にそれぞれ1時間以内で移動できることから利便性は比較的良い。また、道路網も国道246号や旧・国道246号、国道467号、旧・国道16号、主要地方道丸子中山茅ヶ崎線などが東西南北に走るほか、東名高速道路の横浜町田インターチェンジまで約10分程度の距離となっているなど利便性は比較的良い。

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