1, 期 日
平成26年 7月23日(水)から24日(木)
2, 視察先、視察事項
1.高知県香美市
・地域活性化総合補助事業について
2. 高知県四万十市
・産業振興推進総合支援事業費補助金について
3.高知県宿毛市
・公共交通に対する取り組みについて
3,参加者 7名
(薫風会)河野利英、枝沢幹太、近久善博、福岡正、岸田益雄、細井英輔
(民主クラブ) 北川麦
場 所:香美市役所5階 委員会室3
日 時:平成26年 7月23日(水)午前10時から11時30分
参加者 薫風会6名・民主クラブ1名
香美市 市議会 議長 西村 芳成
〃 議会事務局 局長 小松 美公
〃 企画財政課 課長 山中 俊明
〃 企画財政課 係長 中川 友歌
〃 まちづくり推進班長 新谷 長男
○地域活性化総合補助事業について 企画財政課中川係長説明
香美市には、香美市元気な集落づくり支援事業費補助金、香美市地域づくり振興助成事業費助成金、香美市集会所整備事業費補助金、香美市特産物育成事業費補助金、香美市集落営農パワーアップ事業、香美市集落設備費補助金、集落整備事業原材料補助の7つ補助制度があったのを統合して、香美市地域活性化総合補助金として平成25年度からスタートしている。この補助金が出来た背景については、平成18年3月1日に合併した土佐山田町、香北町、物部村の旧3町村の補助事業がそれぞれ残っていて、取り扱いが統一されていなかった事がありました。そのことをうけて行政改革の事務事業の見直しを行うということで補助金の見直し等も行ってきたとの背景があります。平成24年度に補助金等見直し検討委員会を設置し、従来の補助金を統一し香美市地域活性化総合補助金として、平成25年度から導入した、改正のポイントとしては3点あります。まず1点目が、類似の補助事業を整理統合して地域間格差の是正を行う、2点目が相談窓口を一本化する事によって住民サービスの向上を図る、3点目が特段の事情がない限り発注を市内業者にかぎるという事を盛り込んで地域経済の活性化に寄与することを目的として作られた。
質疑応答
Q:財源としては一般財源を利用し、過疎債を利用してないとのことですが、参考のため
過疎債はいくらもらっているのか?
A:ソフト事業だけで2億5千万くらいだと思います、この事業も対象事業であるけれ
ども福祉の方につかっているので、予算枠としてないという事で す。
Q:市内全域が過疎指定ですか?
A::そうです、そのおかげで財政的にも有利です。
Q:集会所の屋根工事などの補助事業があるが、工事は住民がするのか、業者がするのか?
A:ほとんど業者が工事をしたと思う
Q:用水路などの工事もあるが、自治会でしたのか?
A:これもおそらく請負だと思います。
Q:自治会での勤労奉仕などで簡単な工事があるのではと考えるが?
A:上限20万円での材料支給ということでは可能です。
Q:検討委員会のメンバーと人数を教えてほしい。
A:それぞれの部署の係長クラスに集まってもらって作りました。
Q:各支所での最終決定は支所長がするのか?
A:交付決定は市長まで上がります。
Q:採択された事業以外どのような物があったか?
A:行き止まりの道で小屋しかない場合がありました。
Q:イベントの不採択はないのか?
A::敬老会で山田太鼓を呼びたいとの申請があったが、敬老会には別の補助金がある
ので採択しなかった、補助金が重複する場合は対象外としている。
Q::補助金を統一するのに住民や職員からの要望があったのか?
A::補助金自体が同じようなものがあったり、同じ市民でありながら地域によって
違ったり、整理ができてなかったことがありましたので、まずいのでないか
との意見があった。また、窓口を一本化することで市民の利便性を向上させる
思いもあった。
Q:まちづくり推進課の位置づけは?
A:定住班とまちづくり班と環境班で構成している、まちづくり班は自治会、公共
交通、姉妹都市交流、国際交流を担当している。
Q:集会所新築補助と同時に備品購入の補助金ももらえるのか.外構工事も補助
金があるが重複してもらえるのか?
A:外構工事は新築の場合は当然含まれている、新築工事と備品購入は当然併用できます。
Q:ほとんどの事業は自治会とか団体からの申請だと思うが、市議会議員の役割は
どのようなものか?
A:市議会議員も地域にはいって活動をしている、資金がたりないときは寄付を集め
たり動かなければならない場合がある。申請は自治会長を中心にやっている。
Q:業者の選定は市内業者とあるが、どのような契約で実施しているのか?
A:随意契約で実施している。
Q:相見積もりはいらないのか?
A:信頼関係で相見積もりはとっていない。
Q:定住促進に力を入れているとお聞きしたのですが、とのような物があるのか?
A:高知県に空き家対策の補助金があり、900万くらいあります、市が所有
者から20年くらい借り受けて、転入者に貸し付ける、県の事業がありますが、
今、香美市では実施していないので研究中という事です。
Q:太鼓の修繕とかの項目があったのですが、宝くじのコミュニティー助成事業は
利用しないのですか?
A:今年度予算化はしていません。
Q:財政的に豊かなのですか?
A:そんなことはないです。地方交付税がほとんどを占めています。
Q:合併特例債は、どのように使われましたか?
A:半分くらい使っているとおもいます。出来るだけ押さえていこうと考えている。
Q:支所は旧庁舎を使われているのですか?
A:来年度2つの支所を新築する計画です。
Q:支所はどのような体制ですか?
A:支所には地域振興課があり、様々な業務を行っている。支所予算をつけているので
その中で対応している。
Q:支所に教育委員会もあるのですか?
A:教育委員会分室(2?3名)があります。支所は20人規模の職員で様々な事業
を行っている。本庁と連絡を取りながら、合併前と同じサービス出来るように
取り組んでいる。
Q:職員の数は?
A:消防も含めて約400名です。
Q:この補助金を創設した結果近隣の市町の反応はどうですか?
A:近隣市町はないのですが、今回のような行政視察が多くなりました。
場 所:四万十市 市役所6階 議員協議会室
日 時:平成26年7月23日(水)15:00から16:30
参加者 薫風会6名・民主クラブ1名
四万十市議会副議長 勝瀬 泰彦
議会事務局長 山本 晃
議会事務局係長 田中 雄一
企画広報課副参事 田能 浩二
企画広報課 宮崎 勝也
農林課長補佐 小谷
観光課係 中田
商工課主査 今庄
○産業振興推進総合支援事業費補助金について 田能副参事説明
現在、本市では平成26年度中の策定を目指して「四万十市産業振興計画」を策定中です。また、すでに県の方では「高知県産業振興計画」が平成21年に策定されています。今回、県と連携しながら四万十市独自の振興計画を作っていこうというのが一つの大きな流れです。その中で官民協同で産業振興を進めていかなければならないと考える。民間の活発な活動を誘発して新たな産業振興の芽を育てる事が最も重要であろうとの考えから、民間事業者を支援していく補助制度を創設したものです。来年度は計画が策定されますので、計画を推進していく為の保管する支援補助金という位置に置きたいと考えています。制度につきましては県の方でも産業振興計画を作り、高知県産業振興推進総合事業費補助金という支援制度を設けていますので、この制度を参考にしました。従前本市におきまして農商工等連携プロジェクト推進支援事業費補助金を創設して運用した経過もあります。これにつきましては国の農商工等連携促進法をうけて市独自で創設した補助金ですが、本市は一次産品の豊富な市であるので、この産品を素材として商品開発を支援した経過あります。この補助金をベースとしてこれを拡充する形で今回、新たに産業振興という補助金に衣替えしたところです。また市単独の補助金をもうけた理由としましては、国、県には各種補助制度があるわけですけれども、事業規模とか採択基準のハードルが高い面がありますので、市としましては産業振興に資する小さな取り組みを拾い上げて育てて行こうとの考えから、この制度を設けた訳でございます。
(内容については資料により説明を受けた)
質疑応答
Q:どのような団体から応募があったのか?
A:例として、ホテル・旅館のグループから温泉郷構想等の相談を受けている。これは
最終的には観光協会を通じての申請になると思います。また、地域の住民グルー
プで、四万十川のナマズを利用した食の開発、発信の相談がある。JAから四万
十栗の再生事業や社会福祉法人などがある。市内の民間事業者、団体等で協議会
的なものを作って商品開発、販路拡大をして行こうとの組織づくりの相談も受け
ている。うどん加工場の整備とかも来ています。事前相談の段階で県の補助制
度に持って行けるものはそちらで対応する。
Q:採択された事業は?
A:4月から始まったばかりですので、相談を受けている段階です。8月1日に第1回
目の審査会があり審査を行う予定です
Q:事業予算は?
A:補助金ベースで1,500万です。財源につきましては合併特例債を利用した基金
をあてます。
Q:基金の運用方法は?
A:定期預金です。金利は0,3程です
Q:審査する立場としては、採算性、継続性など考慮する必要があると思われますが
どういった点を重要視されますか?
A:一番重要なところは申請に向けた協議、検討する所だと思います。
Q:申請書類を作るときから担当職員と話し合いをしながら作るということですか?
A:相談があれば、担当課の職員と私どもとで中身から協議する事になります。
Q:採択の基準を低めにしてほしいとの要望があると思いますが。
A:少しハードルを下げたいとの思いもあります。
Q:観光課の中に水産業部門があるのですか?
A:四万十川対策の関連で水産業部門を観光課が持っています。
Q:申請してから採択されるまでの期間と審査会は年何回くらい開かれるのか?
A:募集期間は、毎月1日から15日までの間として、12月いっぱいは随時募集
をして、交付決定まで最速で行きたいと思っています
Q:当初予算は1,500万ですが、採択していたらたりなくなるのではないですか?
A:この予算を市長と相談したときに、市長はたりなくなるくらい来てほしいとの考え
でした。不足分は補正で対応します。
Q:採点をされる場合、何点で採択をされるのか?
A:そこは曖昧にしています。最終的には委員会の協議で決定します。
Q:高知県は産業振興に力を入れていると感じられますが、県と協議する場はたびたび
あるのですか?
A:県はブロックごとに地域本部を置いています。四万十市には地域支援員が3名配置
されていて、常に情報交換をしています。
Q:昨年気温が41度を記録した結果観光客が増えたとの報道がありましたが
A:確かに観光客は増えたと思います。今年、多治見市と熊谷市、四万十市でサミット
をしようとなっているのですが、先週大きな温度計を設置して競争をしている所
です。
Q:観光資源がたくさんあると思いますが、取り組みは?
A:合併により観光協会が一つになったのですが、中村地域が主になり他の地域の観光
の取り組みとなかなかうまくいっていないのが現状です。
Q:JRとかの駅はいくつかあるのですか?
A:くろしお鉄道と予土線が走っています。駅は3つくらいです。
Q:この補助金に対する、団体の反応は ?
A:すでに動いているのはJAさんです。商工会、商工会議所につきましては商工事業
者に使えるので反応は良いと思っています。
場 所:宿毛市役所
日 時:平成26年7月24日(木))10:00から11:30
参加者:薫風会6名・民主クラブ1名
宿毛市議会議長 今城 誠司
議会事務局長 朝比奈 淳司
企画課課長補佐 大内 淳平
企画課政策企画係主事 國松 さやか
○公共交通に対する取り組みについて 大内企画課長補佐、國松企画係説明
この実証実験を実施した背景は、少子高齢化、若年層の人口流失、自動車社会の発展で公共交通を利用する人たちが激減している。そういった中で公共交通がどんどん不便になり、利用者にとって使い勝手の悪いものになってきた、一方高齢化が進行して公共交通に対する需要が少ないながらも高まってきています。これまで車の運転が出来ない高齢者の皆様から要望が出てきました中で、バスを走らすのは財政的に厳しいものがありますので、公共交通を維持しながら効率よく出来ないかというところからデマンドタクシーとタクシーチケット方式の実証実験を実施し新たな取り組みを始めたところです。
財源的には国の制度で公共交通の維持に関しての補助制度を活用して行こうと考えているが、鉄道や路線バスに接続するとの制限等の制約があり使い勝手の悪いものになってきているので、実証実験では市の単独財源も使い自由度を高める方式を採用している。地域によりどの方法が良いのか色々実験をし、データーを収集しているところです。
デマンドタクシー方式では週2回の運行になっているのですが、誰でも利用する事が出来ます。当初、予約をするのと折り返しの電話を受けるのがわずらわしいとの理由で利用者が伸びなかったのですが、地域に入っていき要望を聞いて変更をした結果、使い勝手は良いとのことでしたが、実際に利用者は伸びてない状況です。バスを走らせてほしいと声を上げた人でも、待ち時間がわずらわしとか停留所まで行く事が出来ないとかで、他の方法が楽だといわれるのが現状です。
タクシーチケット方式については、利用人数が少ないとか、距離が長いとかでの理由で別の方式を考えました。この方式は自由度は高いですが、他地区とかバランスをとるのが難しくなってきますので、年齢制限とかをかけています、70才以上の方、免許証を返納または持っていない方、身体障がい者の等級が1級、2級の方、要介護認定を受けている方、その他市長が必要と認める者を配布対象としている。
質疑応答
Q:停車場所は住民の意見を聞いてから作られたのか?
A:地区長さんの集まりの中でお聞きをして、2度目の集会でこちらの案を提示させて
いただき協議し、実際に地区へ入っていき変更を加えました。家まで来てほしい
との要望もありましたが、検討はしたのですけど、採用はしませんでした。
Q:運行の無料は考えてなかったのか?
A:他地区との関連もあり無料にするということは想定していませんでした。
Q:利用目的は何が多いのですか?
A:病院とか食事に出かけるのが多かったです。
Q:年間の経費はいくらくらい見込んでいるのですか?
A:予算ベースで90万円見込んでいます。乗り合いタクシーには県の補助金3分の2はいっています。
Q:タクシーチケットの利用者人数は?
A:対象者は69名でしたが申請を上げられたのは14名でした。利用実績は7割程度の利用があります。
Q:この地区の方は一回利用したら、いくらいるのですか?
A:片道3千円?4千円くらいです 。配布の金額は(1往復5千円?8千円)を月3回
往復分、配布している。
Q:同一世帯に何人もいる場合は該当するのか?
A:今は一人一人に配布していますが、今後の検討課題の一つです。
Q:スクールバスも住民の方が利用できるのですか?
A:スクールバスの時間帯のみ利用できます。一般の方は料金がいります。
Q:実証実験は、1年間ですか?
A:昨年10月から始まり9月30日までで終了します。今回2つの実証実験
を行っているが、住民の利用率が悪いので、宿毛市全全体の交通空白を考える中で
どの形が宿毛市に合っているのか、どの地域にはどういう方法で行くのかという事
の検討等を行うために、検証する期間を設けようと考えている。
Q:この実験は市長の発案ですか?
A:そうです。
Q:市議会議員からのご意見はありますか?
A:スクールバスを運行しているところは、休みになるとバスが走らないので
少しでも走らせてほしいとの要望があります。他地区からも走らせてほしいとの
意見も出て来ている。
Q:検証された結果をまた私どもにも教えてほしいと思います。よろしくお願いします。
平成26年 7月23日(水)から24日(木)
2, 視察先、視察事項
1.高知県香美市
・地域活性化総合補助事業について
2. 高知県四万十市
・産業振興推進総合支援事業費補助金について
3.高知県宿毛市
・公共交通に対する取り組みについて
3,参加者 7名
(薫風会)河野利英、枝沢幹太、近久善博、福岡正、岸田益雄、細井英輔
(民主クラブ) 北川麦
場 所:香美市役所5階 委員会室3
日 時:平成26年 7月23日(水)午前10時から11時30分
参加者 薫風会6名・民主クラブ1名
香美市 市議会 議長 西村 芳成
〃 議会事務局 局長 小松 美公
〃 企画財政課 課長 山中 俊明
〃 企画財政課 係長 中川 友歌
〃 まちづくり推進班長 新谷 長男
○地域活性化総合補助事業について 企画財政課中川係長説明
香美市には、香美市元気な集落づくり支援事業費補助金、香美市地域づくり振興助成事業費助成金、香美市集会所整備事業費補助金、香美市特産物育成事業費補助金、香美市集落営農パワーアップ事業、香美市集落設備費補助金、集落整備事業原材料補助の7つ補助制度があったのを統合して、香美市地域活性化総合補助金として平成25年度からスタートしている。この補助金が出来た背景については、平成18年3月1日に合併した土佐山田町、香北町、物部村の旧3町村の補助事業がそれぞれ残っていて、取り扱いが統一されていなかった事がありました。そのことをうけて行政改革の事務事業の見直しを行うということで補助金の見直し等も行ってきたとの背景があります。平成24年度に補助金等見直し検討委員会を設置し、従来の補助金を統一し香美市地域活性化総合補助金として、平成25年度から導入した、改正のポイントとしては3点あります。まず1点目が、類似の補助事業を整理統合して地域間格差の是正を行う、2点目が相談窓口を一本化する事によって住民サービスの向上を図る、3点目が特段の事情がない限り発注を市内業者にかぎるという事を盛り込んで地域経済の活性化に寄与することを目的として作られた。
質疑応答
Q:財源としては一般財源を利用し、過疎債を利用してないとのことですが、参考のため
過疎債はいくらもらっているのか?
A:ソフト事業だけで2億5千万くらいだと思います、この事業も対象事業であるけれ
ども福祉の方につかっているので、予算枠としてないという事で す。
Q:市内全域が過疎指定ですか?
A::そうです、そのおかげで財政的にも有利です。
Q:集会所の屋根工事などの補助事業があるが、工事は住民がするのか、業者がするのか?
A:ほとんど業者が工事をしたと思う
Q:用水路などの工事もあるが、自治会でしたのか?
A:これもおそらく請負だと思います。
Q:自治会での勤労奉仕などで簡単な工事があるのではと考えるが?
A:上限20万円での材料支給ということでは可能です。
Q:検討委員会のメンバーと人数を教えてほしい。
A:それぞれの部署の係長クラスに集まってもらって作りました。
Q:各支所での最終決定は支所長がするのか?
A:交付決定は市長まで上がります。
Q:採択された事業以外どのような物があったか?
A:行き止まりの道で小屋しかない場合がありました。
Q:イベントの不採択はないのか?
A::敬老会で山田太鼓を呼びたいとの申請があったが、敬老会には別の補助金がある
ので採択しなかった、補助金が重複する場合は対象外としている。
Q::補助金を統一するのに住民や職員からの要望があったのか?
A::補助金自体が同じようなものがあったり、同じ市民でありながら地域によって
違ったり、整理ができてなかったことがありましたので、まずいのでないか
との意見があった。また、窓口を一本化することで市民の利便性を向上させる
思いもあった。
Q:まちづくり推進課の位置づけは?
A:定住班とまちづくり班と環境班で構成している、まちづくり班は自治会、公共
交通、姉妹都市交流、国際交流を担当している。
Q:集会所新築補助と同時に備品購入の補助金ももらえるのか.外構工事も補助
金があるが重複してもらえるのか?
A:外構工事は新築の場合は当然含まれている、新築工事と備品購入は当然併用できます。
Q:ほとんどの事業は自治会とか団体からの申請だと思うが、市議会議員の役割は
どのようなものか?
A:市議会議員も地域にはいって活動をしている、資金がたりないときは寄付を集め
たり動かなければならない場合がある。申請は自治会長を中心にやっている。
Q:業者の選定は市内業者とあるが、どのような契約で実施しているのか?
A:随意契約で実施している。
Q:相見積もりはいらないのか?
A:信頼関係で相見積もりはとっていない。
Q:定住促進に力を入れているとお聞きしたのですが、とのような物があるのか?
A:高知県に空き家対策の補助金があり、900万くらいあります、市が所有
者から20年くらい借り受けて、転入者に貸し付ける、県の事業がありますが、
今、香美市では実施していないので研究中という事です。
Q:太鼓の修繕とかの項目があったのですが、宝くじのコミュニティー助成事業は
利用しないのですか?
A:今年度予算化はしていません。
Q:財政的に豊かなのですか?
A:そんなことはないです。地方交付税がほとんどを占めています。
Q:合併特例債は、どのように使われましたか?
A:半分くらい使っているとおもいます。出来るだけ押さえていこうと考えている。
Q:支所は旧庁舎を使われているのですか?
A:来年度2つの支所を新築する計画です。
Q:支所はどのような体制ですか?
A:支所には地域振興課があり、様々な業務を行っている。支所予算をつけているので
その中で対応している。
Q:支所に教育委員会もあるのですか?
A:教育委員会分室(2?3名)があります。支所は20人規模の職員で様々な事業
を行っている。本庁と連絡を取りながら、合併前と同じサービス出来るように
取り組んでいる。
Q:職員の数は?
A:消防も含めて約400名です。
Q:この補助金を創設した結果近隣の市町の反応はどうですか?
A:近隣市町はないのですが、今回のような行政視察が多くなりました。
場 所:四万十市 市役所6階 議員協議会室
日 時:平成26年7月23日(水)15:00から16:30
参加者 薫風会6名・民主クラブ1名
四万十市議会副議長 勝瀬 泰彦
議会事務局長 山本 晃
議会事務局係長 田中 雄一
企画広報課副参事 田能 浩二
企画広報課 宮崎 勝也
農林課長補佐 小谷
観光課係 中田
商工課主査 今庄
○産業振興推進総合支援事業費補助金について 田能副参事説明
現在、本市では平成26年度中の策定を目指して「四万十市産業振興計画」を策定中です。また、すでに県の方では「高知県産業振興計画」が平成21年に策定されています。今回、県と連携しながら四万十市独自の振興計画を作っていこうというのが一つの大きな流れです。その中で官民協同で産業振興を進めていかなければならないと考える。民間の活発な活動を誘発して新たな産業振興の芽を育てる事が最も重要であろうとの考えから、民間事業者を支援していく補助制度を創設したものです。来年度は計画が策定されますので、計画を推進していく為の保管する支援補助金という位置に置きたいと考えています。制度につきましては県の方でも産業振興計画を作り、高知県産業振興推進総合事業費補助金という支援制度を設けていますので、この制度を参考にしました。従前本市におきまして農商工等連携プロジェクト推進支援事業費補助金を創設して運用した経過もあります。これにつきましては国の農商工等連携促進法をうけて市独自で創設した補助金ですが、本市は一次産品の豊富な市であるので、この産品を素材として商品開発を支援した経過あります。この補助金をベースとしてこれを拡充する形で今回、新たに産業振興という補助金に衣替えしたところです。また市単独の補助金をもうけた理由としましては、国、県には各種補助制度があるわけですけれども、事業規模とか採択基準のハードルが高い面がありますので、市としましては産業振興に資する小さな取り組みを拾い上げて育てて行こうとの考えから、この制度を設けた訳でございます。
(内容については資料により説明を受けた)
質疑応答
Q:どのような団体から応募があったのか?
A:例として、ホテル・旅館のグループから温泉郷構想等の相談を受けている。これは
最終的には観光協会を通じての申請になると思います。また、地域の住民グルー
プで、四万十川のナマズを利用した食の開発、発信の相談がある。JAから四万
十栗の再生事業や社会福祉法人などがある。市内の民間事業者、団体等で協議会
的なものを作って商品開発、販路拡大をして行こうとの組織づくりの相談も受け
ている。うどん加工場の整備とかも来ています。事前相談の段階で県の補助制
度に持って行けるものはそちらで対応する。
Q:採択された事業は?
A:4月から始まったばかりですので、相談を受けている段階です。8月1日に第1回
目の審査会があり審査を行う予定です
Q:事業予算は?
A:補助金ベースで1,500万です。財源につきましては合併特例債を利用した基金
をあてます。
Q:基金の運用方法は?
A:定期預金です。金利は0,3程です
Q:審査する立場としては、採算性、継続性など考慮する必要があると思われますが
どういった点を重要視されますか?
A:一番重要なところは申請に向けた協議、検討する所だと思います。
Q:申請書類を作るときから担当職員と話し合いをしながら作るということですか?
A:相談があれば、担当課の職員と私どもとで中身から協議する事になります。
Q:採択の基準を低めにしてほしいとの要望があると思いますが。
A:少しハードルを下げたいとの思いもあります。
Q:観光課の中に水産業部門があるのですか?
A:四万十川対策の関連で水産業部門を観光課が持っています。
Q:申請してから採択されるまでの期間と審査会は年何回くらい開かれるのか?
A:募集期間は、毎月1日から15日までの間として、12月いっぱいは随時募集
をして、交付決定まで最速で行きたいと思っています
Q:当初予算は1,500万ですが、採択していたらたりなくなるのではないですか?
A:この予算を市長と相談したときに、市長はたりなくなるくらい来てほしいとの考え
でした。不足分は補正で対応します。
Q:採点をされる場合、何点で採択をされるのか?
A:そこは曖昧にしています。最終的には委員会の協議で決定します。
Q:高知県は産業振興に力を入れていると感じられますが、県と協議する場はたびたび
あるのですか?
A:県はブロックごとに地域本部を置いています。四万十市には地域支援員が3名配置
されていて、常に情報交換をしています。
Q:昨年気温が41度を記録した結果観光客が増えたとの報道がありましたが
A:確かに観光客は増えたと思います。今年、多治見市と熊谷市、四万十市でサミット
をしようとなっているのですが、先週大きな温度計を設置して競争をしている所
です。
Q:観光資源がたくさんあると思いますが、取り組みは?
A:合併により観光協会が一つになったのですが、中村地域が主になり他の地域の観光
の取り組みとなかなかうまくいっていないのが現状です。
Q:JRとかの駅はいくつかあるのですか?
A:くろしお鉄道と予土線が走っています。駅は3つくらいです。
Q:この補助金に対する、団体の反応は ?
A:すでに動いているのはJAさんです。商工会、商工会議所につきましては商工事業
者に使えるので反応は良いと思っています。
場 所:宿毛市役所
日 時:平成26年7月24日(木))10:00から11:30
参加者:薫風会6名・民主クラブ1名
宿毛市議会議長 今城 誠司
議会事務局長 朝比奈 淳司
企画課課長補佐 大内 淳平
企画課政策企画係主事 國松 さやか
○公共交通に対する取り組みについて 大内企画課長補佐、國松企画係説明
この実証実験を実施した背景は、少子高齢化、若年層の人口流失、自動車社会の発展で公共交通を利用する人たちが激減している。そういった中で公共交通がどんどん不便になり、利用者にとって使い勝手の悪いものになってきた、一方高齢化が進行して公共交通に対する需要が少ないながらも高まってきています。これまで車の運転が出来ない高齢者の皆様から要望が出てきました中で、バスを走らすのは財政的に厳しいものがありますので、公共交通を維持しながら効率よく出来ないかというところからデマンドタクシーとタクシーチケット方式の実証実験を実施し新たな取り組みを始めたところです。
財源的には国の制度で公共交通の維持に関しての補助制度を活用して行こうと考えているが、鉄道や路線バスに接続するとの制限等の制約があり使い勝手の悪いものになってきているので、実証実験では市の単独財源も使い自由度を高める方式を採用している。地域によりどの方法が良いのか色々実験をし、データーを収集しているところです。
デマンドタクシー方式では週2回の運行になっているのですが、誰でも利用する事が出来ます。当初、予約をするのと折り返しの電話を受けるのがわずらわしいとの理由で利用者が伸びなかったのですが、地域に入っていき要望を聞いて変更をした結果、使い勝手は良いとのことでしたが、実際に利用者は伸びてない状況です。バスを走らせてほしいと声を上げた人でも、待ち時間がわずらわしとか停留所まで行く事が出来ないとかで、他の方法が楽だといわれるのが現状です。
タクシーチケット方式については、利用人数が少ないとか、距離が長いとかでの理由で別の方式を考えました。この方式は自由度は高いですが、他地区とかバランスをとるのが難しくなってきますので、年齢制限とかをかけています、70才以上の方、免許証を返納または持っていない方、身体障がい者の等級が1級、2級の方、要介護認定を受けている方、その他市長が必要と認める者を配布対象としている。
質疑応答
Q:停車場所は住民の意見を聞いてから作られたのか?
A:地区長さんの集まりの中でお聞きをして、2度目の集会でこちらの案を提示させて
いただき協議し、実際に地区へ入っていき変更を加えました。家まで来てほしい
との要望もありましたが、検討はしたのですけど、採用はしませんでした。
Q:運行の無料は考えてなかったのか?
A:他地区との関連もあり無料にするということは想定していませんでした。
Q:利用目的は何が多いのですか?
A:病院とか食事に出かけるのが多かったです。
Q:年間の経費はいくらくらい見込んでいるのですか?
A:予算ベースで90万円見込んでいます。乗り合いタクシーには県の補助金3分の2はいっています。
Q:タクシーチケットの利用者人数は?
A:対象者は69名でしたが申請を上げられたのは14名でした。利用実績は7割程度の利用があります。
Q:この地区の方は一回利用したら、いくらいるのですか?
A:片道3千円?4千円くらいです 。配布の金額は(1往復5千円?8千円)を月3回
往復分、配布している。
Q:同一世帯に何人もいる場合は該当するのか?
A:今は一人一人に配布していますが、今後の検討課題の一つです。
Q:スクールバスも住民の方が利用できるのですか?
A:スクールバスの時間帯のみ利用できます。一般の方は料金がいります。
Q:実証実験は、1年間ですか?
A:昨年10月から始まり9月30日までで終了します。今回2つの実証実験
を行っているが、住民の利用率が悪いので、宿毛市全全体の交通空白を考える中で
どの形が宿毛市に合っているのか、どの地域にはどういう方法で行くのかという事
の検討等を行うために、検証する期間を設けようと考えている。
Q:この実験は市長の発案ですか?
A:そうです。
Q:市議会議員からのご意見はありますか?
A:スクールバスを運行しているところは、休みになるとバスが走らないので
少しでも走らせてほしいとの要望があります。他地区からも走らせてほしいとの
意見も出て来ている。
Q:検証された結果をまた私どもにも教えてほしいと思います。よろしくお願いします。
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
他 96 件