一般質問の最初の質問者となりました。
1.婚活支援等の充実について
(1)婚活イベントへの助成状況は
(2)イベントやセミナー等の開催状況とその成果は
2.自主防災組織について
(1)自主防災組織の防災活動における備品を充実する考えは
議長の許可を頂きましたので、質問を行いたいと思います。
1番、婚活支援等の充実について
(1) 婚活イベントへの助成状況は
(2) イベントやセミナー等の開催状況とその成果は
であります。
吉野川市まち・ひと・しごと創生総合戦略のうち、基本目標3の
「若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえる」につ
いて質問いたします。
少子化、人口減少の現実を受けて、少しでも人口を増やそうと、
日本全国の自治体で婚活イベントや不妊治療への助成への施策が
とられていますが、少子化のスピードは加速化しており2016
年の日本の年間出生数は97万6979人にとどまり、初めて
100万人の大台を割りました。
戦後のベビーブームの1949年(昭和24年)出生数269万
6638人と比べると約3分の1となりました。
吉野川市でも、合併時の平成16年の出生数は310人でしたが、
昨年は252人と減少の一途をたどっています。
若年層の数も減少の一途をたどり、国立社会保障・人口問題研究所
の推計によりますと、女性で出産時期を25歳から39歳とした
場合に、2015年では1087万人いた女性は、2040年に
814万人に減少するとのことです。
この少子化高齢化に対して、吉野川市の総合戦略には、具体的な
施策として「若い世代の結婚の希望をかなえる」とあり、若い世
代が結婚の希望を実現できるよう、民間団体等が実施する婚活イ
ベントへの支援を推進する。また、結婚等への不安解消に向けた
セミナー開催するとあり、具体的な事業として
○婚活イベントへの助成
○よしのがわ幸せたくさん子だくさんセミナー
とありますが、現在、吉野川市内で、どの団体がどのような「婚
活イベント」を行っているのか、また、市としてどのような助成
を行っているのか。
また、「よしのがわ幸せたくさん子だくさんセミナー」の内容とそ
の成果について質問いたします。
●答弁 (大塚健康福祉部長)
「婚活支援等の充実について」のご質問に、ご答弁申し上げます。
まず、はじめに「婚活イベントへの助成状況は」につきましては、
平成27年度に商工会議所青年部の主催しました「婚活出会いツアー」
に対して、県補助金と同額の助成金348,000円を、同じく28年度は
325,000円を助成した実績がございます。
今年度は、現時点では助成する団体の予定は立っていません。
また、今年度に吉野川吉野川市内で開催されている婚活イベントに
ついては、商工会議所青年部のほか、社会福祉協議会や、県内民間
団体が美郷の梅酒まつりの期間に合わせて開催をしているイベント
を把握をしています。
それぞれの団体が、独自の企画をたて単独で開催をしています。
次に、「イベントやセミナー等の開催状況とその成果は」につきま
しては、「よしのがわ 幸せたくさん 子だくさんセミナー」の実
施については、「吉野川市 まち・ひと・しごと創生総合戦略」の
一環として「若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえ
る」を基本目標とし、結婚や子育ての不安解消に向けたセミナーを
開催しています。
実績としては、平成27年度は、単身者だけでなく子育て世帯などを
対象とした料理教室や不妊・出産セミナーなど8回開催しました。
参加者は合計302人でした。
昨年28年度は、料理・運動・裁縫教室のセミナーや講習会を2回
開催しました。参加者は合計45名でした。
独身者だけでなく、子育て中の世帯間の交流や情報交換の場として
の役割もはたしています。
今年度は、12月23日と1月21日に「赤ちゃん先生」による体
験セミナーの開催を予定しています。
以上で、ございます。
ありがとう ございました。
国立社会保障・人口問題研究所が平成27年に実施した出生動向基
本調査(結婚と出産に関する全国調査)、全国の18歳から50歳の
独身者約10,000人への調査ですが、
いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は18歳から34歳の男性
で85.7%、同女性で89.3%であり、一方、一生結婚するつもりはな
いと答えたのは、男性12%女性8%でした。
また、結婚する意思のある未婚者に独身でいる理由を聞くと、若い年
齢層(18?24歳)では、「結婚するにはまだ若すぎる」「まだ必要性
を感じない」「仕事にうちこみたい」などがあり、一方25?34歳の
年齢層では「適当な相手にまだ、巡り会わない」や「自由さや気楽
さを失いたくない」などが理由にあげられています。
また、未婚者の平均希望子ども数は、男女ともに年々低下し、男性は
1.91人、女性は2.02人と低い水準となっています。理由として「子
育てや教育にお金がかかりすぎる」「高年齢で産むのはいやだから」
などがあげられています。
しかし、赤ちゃんや子どもとの「ふれあい体験」に参加した未婚者の
希望子ども数は多い傾向にあり、とくに女性では「ふれあい体験経
験者」の希望子ども数は2.14人となっています。「よしのがわ幸せ
たくさん子だくさんセミナー」などは、少子化に対しての有効な手段
となっているのではないでしょうか。
また、結婚する意思はあるのだが、出会う機会が少ない事に関しては
、各地方自治体が色々な取組を行っています。
阿南市においては、昨今の少子化の要因の一つである未婚化・晩婚化
への取組として、独身男女に出会いの場を提供して、結婚活動を強力
に支援していこうと、市内で婚活支援に取り組む官民8団体が“縁結
び”をして「阿南de愛隊」というチームを結成しています。
メンバーには、阿南市、阿南市社会福祉協議会、農業後継者育成連絡
協議会、阿南商工会議所青年部、阿南青年会議所、NPO法人「出会
いふれあい四国最東端」、光のまち実行委員会、徳島県などが参加して
います。
事務局を阿南市役所ふるさと振興課に置き、単独組織では出来ないよ
うな婚活ベントの開催や、未婚者向けのセミナーの開催など、結婚に
関する情報の共有を図りネットワークを最大に生かした婚活事業を展
開しております。それぞれの団体の個性を生かしながら活動を行い、
結婚活動を支援することにより、地域の活性化も図っています。
平成28年度には、12回の恋活・婚活イベントを開催し、その活動
には、阿南市から160万円、徳島県から30万円の補助金が出ており
ます。
吉野川市では、吉野川商工会議所青年部や社会福祉協議会などが、婚
活パーティを開催しています、商工会議所青年部は今年9月に市内で婚
活パーティを開催し、従来の内容と違い、吉野川市の魅力や良さを参加
者に知ってもらおうと、鴨島のホテルから美郷のほたる館へのツアーを
実施し、美郷の川原でのバーベキューなどで、大いに盛り上がったそう
です。参加者からは「市内で住んでいるのに、ほたる館に来たのは初め
てです。また、ほたるの時期に来たいです。」などの意見があり、出会い
の機会と、ふるさとの再発見が出来てラッキーでしたと言っていました。
このような、婚活の取組を市内の各団体がそれぞれ行っていますが、
企画や予算や参加者の募集の問題で各団体とも毎回苦慮しているそうで
す。市はこのような取組に対して、婚活イベントへの助成を行うとあり
ますが、今後、どのような助成を考えられているのか再問いたします。
●答弁 (大塚健康福祉部長)
再門にご答弁申し上げます。
現在、婚活イベントを開催している団体に対して、市単独の助成金制
度の創設については調査・研究しているところです。
年間を通して、イベントや行事の中で、未婚の人たちの出会いの場を
つくることや、子育てがしやすい環境づくりを強化することは、本市
への移住・定住をアピールしていくことにつながります。
そのことが、少子化や人口減少の問題解決のひとつとなり、市が発展
していくためには避けて通ることのできない課題と認識しております。
以上でございます。
ありがとうございました。
少子高齢化の問題に加えて、人口減少問題への対策を早急に考えなけ
ればならないのが現実です。
これからは、長期的な視野に立って少子化に真剣に向き合わなければ
ならないと思います。
前述の調査では、50歳時点で一度も結婚したことが無い人の割合を
「生涯未婚率」というのですが、2015年では男性24.2%、
女性14.9%という数字で、この率は年々上昇しているとの事です。
恋人のいない若者も急増しています。交際相手のいない未婚者(18
歳から34歳)が男性で69.8%、女性は59.1%という高い水準
となっています。
各種の調査を通じてみえることは、交際に対してはチャンスが少ない
などを理由に消極的だが、結婚に対する意欲は強いことが明確に現れ、
男女とも「ある年齢までに結婚する」のを望んでいることがわかります。
子育てにやさしい吉野川市を目指すのなら、まず、独身のみなさんに出
会いのチャンスを作ろうとしている、婚活イベントへの助成に力を入れ
るべきだと思いますが、いかがでしょうか。再々問いたします。
●答弁 (大塚健康福祉部長)
再々問にご答弁申し上げます。
婚活イベント助成については、県内外の自治体における成功例を参考に
することはもちろんですが、市の行事に合わせ、創意工夫をこらしながら、
地の利を生かした、吉野川市独自の助成を検討していきます。
以上でございます。
ありがとうございました。
市の行事に合わせ、創意工夫をこらしながら、地の利を生かすとのこと
ですが、吉野川市には自然がゆたかで、四季折々に風情が楽しめる美郷
地区があります、2月の梅の花まつりに始まり、春には桜祭り、?開の
シバザクラまつり、ほたるまつり、梅酒まつり、?開の石積ライトア
ップなどの行事が多くあります。この行事に合わせて、婚活イベントを
行えば、非日常的な場において気分も高揚し、成果も期待できるのでは
ないでしょうか。
市が進めている「吉野川市に来て観て住んで事業」「新婚世帯家賃補助事
業」などの移住・定住事業や「子育て支援事業」も その大前提である、
男女の出会いがなければ、それ以上のドラマは起こりません。
現在は、健康福祉部だけで担当している「婚活イベントへの助成」事業
ですが、他の団体への助成だけでなく、商工観光課や企画課などを含め
市全体で市独自の「婚活イベント」を考えて行くことも、人口減少時代
に突入した今、大切な事ではないかと思います。今後の吉野川市の婚活
への積極的な取組を要望いたしまして、次の質問に移ります。
2番、自主防災組織について
(1) 自主防災組織の防災活動における備品を充実する考えは、
であります。
先日、吉野川市自主防災会連絡協議会の視察研修で鳥取県倉吉市を訪問
いたしました。
山崎倉吉副市長をはじめ関係者のみなさまや自主防災会の方々などに、
年末を控え大変お忙しい時期にも関わらず、研修を快く受け入れて頂き、
心より感謝申し上げた次第であります。
倉吉市は、昨年10月21日に発生した鳥取中部地震によって大きな被
害を受けました。その際には倉吉市役所の職員の皆さんや自主防災会の皆
さんがその対応に尽力されたそうです。
倉吉市と吉野川市は平成17年12月2日に、災害時相互応援協定を
締結しており、倉吉市の地震被害の一報を受けて、吉野川市は物的支
援や第8陣に及ぶ人的支援を行いました。
その後、今年4月19日には、石田倉吉市長が吉野川市役所を表敬訪
問され、川真田市長に感謝の意を述べられたと共に、発災初期段階にお
ける初動対応の重要性、倉吉市震災復興計画の取組等を自らの震災体験
に基づいたお話を述べられたと聞いております。
視察研修では、昨年の地震発生から、その後の役所や自主防災会の
活動を、担当職員の方や自主防災会会長が自分自身の生々しい体験を
語っていただき、大変意義のある研修だったと思います。
地震への対応に関する貴重な教訓を現地で学びましたが、現在の自
主防災会の活動は、地震や火災を想定した防災訓練、安否確認や情
報収集訓練を行っており、そのために必要な資材等を市役所より貸
与して頂いております。
しかし、倉吉市での地震で一番必要だったのは、ブルーシートや土
囊袋だったとのことです。
平成28年10月21日 金曜日 午後2時7分に、鳥取県中部約
10kmの深さを震源とし、マグニチュード6.6の地震が発生
しました。倉吉市では震度6弱を観測し、人的被害は、重症4名、
軽症17名。住宅の被害は、全壊4棟、大規模半壊11棟、半壊
235棟、一部損壊9189棟という被害で、幸いにも死者は
いませんでした。
しかし、市役所は柱の損壊や窓ガラスが破損して使用出来なくなり、
県の施設を借りて災害・復旧対策に取り組んだそうです。
避難所も、地震当日に市内の小中学校等18ヶ所に開設し、約2
000人の避難者を受け入れたそうです。
地震後の天気予報で、雨が降るとの情報があり、市民の方達が一番
に求めたのは、被害を受けた家屋の屋根にかぶせる、ブルーシート
だったそうです。倉吉市内を車で走ると、あちらこちらにまだブルー
シートをかぶせた家を見ることができます。
担当者の話では、倉吉市ではブルーシートは1,180枚の備蓄があ
ったが、直ぐに無くなり、鳥取県から急遽4,500枚取り寄せたそうです
が、最終的には28,000枚のブルーシートが必要だったそうです。
そのブルーシートも通常の薄いブルーシートでは直ぐに役立たなく
なるので、厚めのブルーシートが良く、ブルーシートを屋根にかぶ
せた時の重しに土囊を使うのですが、その土囊袋も紫外線に強いUV
カットの土囊袋、土囊を結ぶ紐も通常のビニール紐ではダメで、ビ
ニールハウスに使用する黒いビニール紐が最適だと教えてくれました。
吉野川市では、台風や豪雨による河川の氾濫等に目が向いていますが、
地震が発生したときに家屋への損傷があった場合に、一番に屋根や壁に
被害が出ると考えられます。
現在、市ではこのような災害被害を想定して、ブルーシートや土囊
袋等の備蓄はどのようにしているのか質問いたします。
●答弁 (後藤田防災局長)
「自主防災組織について」のご質問にご答弁申し上げます。
本市で、南海トラフを震源とする巨大地震が発生した場合、建物の
全壊2,200棟、半壊5,100棟、また、中央構造線を震源とす
る地震が発生した場合、全壊2,900棟、半壊4,700棟に達す
るとそれぞれ想定されています。
議員ご指摘のとおり、屋根等に被害が生じた家屋に対するブルー
シート利用は、倉吉市の事例にもありますように補修を行うまでの
間のつなぎとして有用なものであると防災局でも認識しております。
現在のところ、少量ではありますが備蓄をおこなっております。
土嚢につきましては、成果品を1,000体、袋約500枚の備蓄を
行っていますが、利用目的が浸水対策が主であり長期間の設置を考慮
していないため、UVカット仕様でなく、通常のものを出水期を中心
に備蓄を行っております。
以上でございます。
ありがとうございました。
ブルーシートは現在のところ備蓄していない、土囊については内水
被害を想定しているので通常の物を備蓄しているとのことですね。
吉野川市では自主防災会組織率が100%となっており、市内全般
で自主防災会が活動しております。
市から貸与された、防災機材等を使っての訓練は各地区防災会で実
施されていると思います。
防災機材倉庫も、防災会ごとに市内各所に配置されておりますので、
市内56自主防災会に、ブルーシートやUVカットの土囊袋を備蓄
することが災害時においての、家屋などの市民の財産を守る初動体
制の充実となると思いますがいかがでしょうか。
再門いたします。
●答弁 (後藤田防災局長)
ご再問に、ご答弁申し上げます。
議員ご提案の、ブルーシート・UVカット土嚢袋を各自主防災会へ
の備蓄については、実際の震災発生時にどこの箇所で多くの建物に
被害が生じるか不明な状態で、各地区の自主防災会にブルーシートの
備蓄を行うことは、逆に、配布時の混乱を招く恐れがあるのではと危惧
いたすところです。また、被災された各個人の建物の管理につきまし
ては、第一義的に所有者の方が行っていただくことになる(自助)と
考えております。
しかしながら、先程ものべましたとおり、震災により被害を受けた
建物にブルーシートを利用することは、有用なことですので、各個人
に非常食等と同様にブルーシートの備蓄を行うよう啓発活動を行って
いきたいと考えております。
さて、私自身も、先だって倉吉市の視察研修に参加してまいりまし
た。車窓から、また徒歩で、震災の爪痕の象徴ともいえるブルーシー
トに覆われた家屋が点在している光景がいまだに目に焼き付いています。
議員ご指摘のとおり、ブルーシートやUVカットの土嚢袋の備蓄は、
初動体制の充実に向けた、貴重な教訓の一つであると認識したところ
でございます。
ブルーシート・UVカット土嚢袋の備蓄に関する現時点の本市の方針
としましては、市民の生命と財産を守る立場から、災害時に運営する
避難所等に利用するブルーシートに併せて、今後、自主防災会のご理
解とご協力を得ながら、自主防災会に対する備蓄を行うことの検討を
して参りたいと考えております。
以上で、ございます。
ありがとうございました。
災害時における、避難所用、また、自主防災会への備蓄を検討する
とのことです。ありがとうございます。
先日の、倉吉市への研修は市内56自主防災会のほぼ半数の24
自主防災会の役員の方々が参加しておりました。
研修において災害発生時でのブルーシートの必要性を認識いたしま
したので、各自主防災会から、改めまして要望があるかもしれませ
んが、よろしくお願いいたします。
また、自助の観点から、各個人の建物管理は各個人で行い、ブルー
シートの備蓄の啓発活動は行うとのことですが、ブルーシートを屋根
にかけるのは大変でございます。備蓄を啓発するだけでなく、その
利用方法も合わせて市民のみなさまに、周知して頂く事を要望いた
しまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとう ございました
1.婚活支援等の充実について
(1)婚活イベントへの助成状況は
(2)イベントやセミナー等の開催状況とその成果は
2.自主防災組織について
(1)自主防災組織の防災活動における備品を充実する考えは
議長の許可を頂きましたので、質問を行いたいと思います。
1番、婚活支援等の充実について
(1) 婚活イベントへの助成状況は
(2) イベントやセミナー等の開催状況とその成果は
であります。
吉野川市まち・ひと・しごと創生総合戦略のうち、基本目標3の
「若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえる」につ
いて質問いたします。
少子化、人口減少の現実を受けて、少しでも人口を増やそうと、
日本全国の自治体で婚活イベントや不妊治療への助成への施策が
とられていますが、少子化のスピードは加速化しており2016
年の日本の年間出生数は97万6979人にとどまり、初めて
100万人の大台を割りました。
戦後のベビーブームの1949年(昭和24年)出生数269万
6638人と比べると約3分の1となりました。
吉野川市でも、合併時の平成16年の出生数は310人でしたが、
昨年は252人と減少の一途をたどっています。
若年層の数も減少の一途をたどり、国立社会保障・人口問題研究所
の推計によりますと、女性で出産時期を25歳から39歳とした
場合に、2015年では1087万人いた女性は、2040年に
814万人に減少するとのことです。
この少子化高齢化に対して、吉野川市の総合戦略には、具体的な
施策として「若い世代の結婚の希望をかなえる」とあり、若い世
代が結婚の希望を実現できるよう、民間団体等が実施する婚活イ
ベントへの支援を推進する。また、結婚等への不安解消に向けた
セミナー開催するとあり、具体的な事業として
○婚活イベントへの助成
○よしのがわ幸せたくさん子だくさんセミナー
とありますが、現在、吉野川市内で、どの団体がどのような「婚
活イベント」を行っているのか、また、市としてどのような助成
を行っているのか。
また、「よしのがわ幸せたくさん子だくさんセミナー」の内容とそ
の成果について質問いたします。
●答弁 (大塚健康福祉部長)
「婚活支援等の充実について」のご質問に、ご答弁申し上げます。
まず、はじめに「婚活イベントへの助成状況は」につきましては、
平成27年度に商工会議所青年部の主催しました「婚活出会いツアー」
に対して、県補助金と同額の助成金348,000円を、同じく28年度は
325,000円を助成した実績がございます。
今年度は、現時点では助成する団体の予定は立っていません。
また、今年度に吉野川吉野川市内で開催されている婚活イベントに
ついては、商工会議所青年部のほか、社会福祉協議会や、県内民間
団体が美郷の梅酒まつりの期間に合わせて開催をしているイベント
を把握をしています。
それぞれの団体が、独自の企画をたて単独で開催をしています。
次に、「イベントやセミナー等の開催状況とその成果は」につきま
しては、「よしのがわ 幸せたくさん 子だくさんセミナー」の実
施については、「吉野川市 まち・ひと・しごと創生総合戦略」の
一環として「若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえ
る」を基本目標とし、結婚や子育ての不安解消に向けたセミナーを
開催しています。
実績としては、平成27年度は、単身者だけでなく子育て世帯などを
対象とした料理教室や不妊・出産セミナーなど8回開催しました。
参加者は合計302人でした。
昨年28年度は、料理・運動・裁縫教室のセミナーや講習会を2回
開催しました。参加者は合計45名でした。
独身者だけでなく、子育て中の世帯間の交流や情報交換の場として
の役割もはたしています。
今年度は、12月23日と1月21日に「赤ちゃん先生」による体
験セミナーの開催を予定しています。
以上で、ございます。
ありがとう ございました。
国立社会保障・人口問題研究所が平成27年に実施した出生動向基
本調査(結婚と出産に関する全国調査)、全国の18歳から50歳の
独身者約10,000人への調査ですが、
いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は18歳から34歳の男性
で85.7%、同女性で89.3%であり、一方、一生結婚するつもりはな
いと答えたのは、男性12%女性8%でした。
また、結婚する意思のある未婚者に独身でいる理由を聞くと、若い年
齢層(18?24歳)では、「結婚するにはまだ若すぎる」「まだ必要性
を感じない」「仕事にうちこみたい」などがあり、一方25?34歳の
年齢層では「適当な相手にまだ、巡り会わない」や「自由さや気楽
さを失いたくない」などが理由にあげられています。
また、未婚者の平均希望子ども数は、男女ともに年々低下し、男性は
1.91人、女性は2.02人と低い水準となっています。理由として「子
育てや教育にお金がかかりすぎる」「高年齢で産むのはいやだから」
などがあげられています。
しかし、赤ちゃんや子どもとの「ふれあい体験」に参加した未婚者の
希望子ども数は多い傾向にあり、とくに女性では「ふれあい体験経
験者」の希望子ども数は2.14人となっています。「よしのがわ幸せ
たくさん子だくさんセミナー」などは、少子化に対しての有効な手段
となっているのではないでしょうか。
また、結婚する意思はあるのだが、出会う機会が少ない事に関しては
、各地方自治体が色々な取組を行っています。
阿南市においては、昨今の少子化の要因の一つである未婚化・晩婚化
への取組として、独身男女に出会いの場を提供して、結婚活動を強力
に支援していこうと、市内で婚活支援に取り組む官民8団体が“縁結
び”をして「阿南de愛隊」というチームを結成しています。
メンバーには、阿南市、阿南市社会福祉協議会、農業後継者育成連絡
協議会、阿南商工会議所青年部、阿南青年会議所、NPO法人「出会
いふれあい四国最東端」、光のまち実行委員会、徳島県などが参加して
います。
事務局を阿南市役所ふるさと振興課に置き、単独組織では出来ないよ
うな婚活ベントの開催や、未婚者向けのセミナーの開催など、結婚に
関する情報の共有を図りネットワークを最大に生かした婚活事業を展
開しております。それぞれの団体の個性を生かしながら活動を行い、
結婚活動を支援することにより、地域の活性化も図っています。
平成28年度には、12回の恋活・婚活イベントを開催し、その活動
には、阿南市から160万円、徳島県から30万円の補助金が出ており
ます。
吉野川市では、吉野川商工会議所青年部や社会福祉協議会などが、婚
活パーティを開催しています、商工会議所青年部は今年9月に市内で婚
活パーティを開催し、従来の内容と違い、吉野川市の魅力や良さを参加
者に知ってもらおうと、鴨島のホテルから美郷のほたる館へのツアーを
実施し、美郷の川原でのバーベキューなどで、大いに盛り上がったそう
です。参加者からは「市内で住んでいるのに、ほたる館に来たのは初め
てです。また、ほたるの時期に来たいです。」などの意見があり、出会い
の機会と、ふるさとの再発見が出来てラッキーでしたと言っていました。
このような、婚活の取組を市内の各団体がそれぞれ行っていますが、
企画や予算や参加者の募集の問題で各団体とも毎回苦慮しているそうで
す。市はこのような取組に対して、婚活イベントへの助成を行うとあり
ますが、今後、どのような助成を考えられているのか再問いたします。
●答弁 (大塚健康福祉部長)
再門にご答弁申し上げます。
現在、婚活イベントを開催している団体に対して、市単独の助成金制
度の創設については調査・研究しているところです。
年間を通して、イベントや行事の中で、未婚の人たちの出会いの場を
つくることや、子育てがしやすい環境づくりを強化することは、本市
への移住・定住をアピールしていくことにつながります。
そのことが、少子化や人口減少の問題解決のひとつとなり、市が発展
していくためには避けて通ることのできない課題と認識しております。
以上でございます。
ありがとうございました。
少子高齢化の問題に加えて、人口減少問題への対策を早急に考えなけ
ればならないのが現実です。
これからは、長期的な視野に立って少子化に真剣に向き合わなければ
ならないと思います。
前述の調査では、50歳時点で一度も結婚したことが無い人の割合を
「生涯未婚率」というのですが、2015年では男性24.2%、
女性14.9%という数字で、この率は年々上昇しているとの事です。
恋人のいない若者も急増しています。交際相手のいない未婚者(18
歳から34歳)が男性で69.8%、女性は59.1%という高い水準
となっています。
各種の調査を通じてみえることは、交際に対してはチャンスが少ない
などを理由に消極的だが、結婚に対する意欲は強いことが明確に現れ、
男女とも「ある年齢までに結婚する」のを望んでいることがわかります。
子育てにやさしい吉野川市を目指すのなら、まず、独身のみなさんに出
会いのチャンスを作ろうとしている、婚活イベントへの助成に力を入れ
るべきだと思いますが、いかがでしょうか。再々問いたします。
●答弁 (大塚健康福祉部長)
再々問にご答弁申し上げます。
婚活イベント助成については、県内外の自治体における成功例を参考に
することはもちろんですが、市の行事に合わせ、創意工夫をこらしながら、
地の利を生かした、吉野川市独自の助成を検討していきます。
以上でございます。
ありがとうございました。
市の行事に合わせ、創意工夫をこらしながら、地の利を生かすとのこと
ですが、吉野川市には自然がゆたかで、四季折々に風情が楽しめる美郷
地区があります、2月の梅の花まつりに始まり、春には桜祭り、?開の
シバザクラまつり、ほたるまつり、梅酒まつり、?開の石積ライトア
ップなどの行事が多くあります。この行事に合わせて、婚活イベントを
行えば、非日常的な場において気分も高揚し、成果も期待できるのでは
ないでしょうか。
市が進めている「吉野川市に来て観て住んで事業」「新婚世帯家賃補助事
業」などの移住・定住事業や「子育て支援事業」も その大前提である、
男女の出会いがなければ、それ以上のドラマは起こりません。
現在は、健康福祉部だけで担当している「婚活イベントへの助成」事業
ですが、他の団体への助成だけでなく、商工観光課や企画課などを含め
市全体で市独自の「婚活イベント」を考えて行くことも、人口減少時代
に突入した今、大切な事ではないかと思います。今後の吉野川市の婚活
への積極的な取組を要望いたしまして、次の質問に移ります。
2番、自主防災組織について
(1) 自主防災組織の防災活動における備品を充実する考えは、
であります。
先日、吉野川市自主防災会連絡協議会の視察研修で鳥取県倉吉市を訪問
いたしました。
山崎倉吉副市長をはじめ関係者のみなさまや自主防災会の方々などに、
年末を控え大変お忙しい時期にも関わらず、研修を快く受け入れて頂き、
心より感謝申し上げた次第であります。
倉吉市は、昨年10月21日に発生した鳥取中部地震によって大きな被
害を受けました。その際には倉吉市役所の職員の皆さんや自主防災会の皆
さんがその対応に尽力されたそうです。
倉吉市と吉野川市は平成17年12月2日に、災害時相互応援協定を
締結しており、倉吉市の地震被害の一報を受けて、吉野川市は物的支
援や第8陣に及ぶ人的支援を行いました。
その後、今年4月19日には、石田倉吉市長が吉野川市役所を表敬訪
問され、川真田市長に感謝の意を述べられたと共に、発災初期段階にお
ける初動対応の重要性、倉吉市震災復興計画の取組等を自らの震災体験
に基づいたお話を述べられたと聞いております。
視察研修では、昨年の地震発生から、その後の役所や自主防災会の
活動を、担当職員の方や自主防災会会長が自分自身の生々しい体験を
語っていただき、大変意義のある研修だったと思います。
地震への対応に関する貴重な教訓を現地で学びましたが、現在の自
主防災会の活動は、地震や火災を想定した防災訓練、安否確認や情
報収集訓練を行っており、そのために必要な資材等を市役所より貸
与して頂いております。
しかし、倉吉市での地震で一番必要だったのは、ブルーシートや土
囊袋だったとのことです。
平成28年10月21日 金曜日 午後2時7分に、鳥取県中部約
10kmの深さを震源とし、マグニチュード6.6の地震が発生
しました。倉吉市では震度6弱を観測し、人的被害は、重症4名、
軽症17名。住宅の被害は、全壊4棟、大規模半壊11棟、半壊
235棟、一部損壊9189棟という被害で、幸いにも死者は
いませんでした。
しかし、市役所は柱の損壊や窓ガラスが破損して使用出来なくなり、
県の施設を借りて災害・復旧対策に取り組んだそうです。
避難所も、地震当日に市内の小中学校等18ヶ所に開設し、約2
000人の避難者を受け入れたそうです。
地震後の天気予報で、雨が降るとの情報があり、市民の方達が一番
に求めたのは、被害を受けた家屋の屋根にかぶせる、ブルーシート
だったそうです。倉吉市内を車で走ると、あちらこちらにまだブルー
シートをかぶせた家を見ることができます。
担当者の話では、倉吉市ではブルーシートは1,180枚の備蓄があ
ったが、直ぐに無くなり、鳥取県から急遽4,500枚取り寄せたそうです
が、最終的には28,000枚のブルーシートが必要だったそうです。
そのブルーシートも通常の薄いブルーシートでは直ぐに役立たなく
なるので、厚めのブルーシートが良く、ブルーシートを屋根にかぶ
せた時の重しに土囊を使うのですが、その土囊袋も紫外線に強いUV
カットの土囊袋、土囊を結ぶ紐も通常のビニール紐ではダメで、ビ
ニールハウスに使用する黒いビニール紐が最適だと教えてくれました。
吉野川市では、台風や豪雨による河川の氾濫等に目が向いていますが、
地震が発生したときに家屋への損傷があった場合に、一番に屋根や壁に
被害が出ると考えられます。
現在、市ではこのような災害被害を想定して、ブルーシートや土囊
袋等の備蓄はどのようにしているのか質問いたします。
●答弁 (後藤田防災局長)
「自主防災組織について」のご質問にご答弁申し上げます。
本市で、南海トラフを震源とする巨大地震が発生した場合、建物の
全壊2,200棟、半壊5,100棟、また、中央構造線を震源とす
る地震が発生した場合、全壊2,900棟、半壊4,700棟に達す
るとそれぞれ想定されています。
議員ご指摘のとおり、屋根等に被害が生じた家屋に対するブルー
シート利用は、倉吉市の事例にもありますように補修を行うまでの
間のつなぎとして有用なものであると防災局でも認識しております。
現在のところ、少量ではありますが備蓄をおこなっております。
土嚢につきましては、成果品を1,000体、袋約500枚の備蓄を
行っていますが、利用目的が浸水対策が主であり長期間の設置を考慮
していないため、UVカット仕様でなく、通常のものを出水期を中心
に備蓄を行っております。
以上でございます。
ありがとうございました。
ブルーシートは現在のところ備蓄していない、土囊については内水
被害を想定しているので通常の物を備蓄しているとのことですね。
吉野川市では自主防災会組織率が100%となっており、市内全般
で自主防災会が活動しております。
市から貸与された、防災機材等を使っての訓練は各地区防災会で実
施されていると思います。
防災機材倉庫も、防災会ごとに市内各所に配置されておりますので、
市内56自主防災会に、ブルーシートやUVカットの土囊袋を備蓄
することが災害時においての、家屋などの市民の財産を守る初動体
制の充実となると思いますがいかがでしょうか。
再門いたします。
●答弁 (後藤田防災局長)
ご再問に、ご答弁申し上げます。
議員ご提案の、ブルーシート・UVカット土嚢袋を各自主防災会へ
の備蓄については、実際の震災発生時にどこの箇所で多くの建物に
被害が生じるか不明な状態で、各地区の自主防災会にブルーシートの
備蓄を行うことは、逆に、配布時の混乱を招く恐れがあるのではと危惧
いたすところです。また、被災された各個人の建物の管理につきまし
ては、第一義的に所有者の方が行っていただくことになる(自助)と
考えております。
しかしながら、先程ものべましたとおり、震災により被害を受けた
建物にブルーシートを利用することは、有用なことですので、各個人
に非常食等と同様にブルーシートの備蓄を行うよう啓発活動を行って
いきたいと考えております。
さて、私自身も、先だって倉吉市の視察研修に参加してまいりまし
た。車窓から、また徒歩で、震災の爪痕の象徴ともいえるブルーシー
トに覆われた家屋が点在している光景がいまだに目に焼き付いています。
議員ご指摘のとおり、ブルーシートやUVカットの土嚢袋の備蓄は、
初動体制の充実に向けた、貴重な教訓の一つであると認識したところ
でございます。
ブルーシート・UVカット土嚢袋の備蓄に関する現時点の本市の方針
としましては、市民の生命と財産を守る立場から、災害時に運営する
避難所等に利用するブルーシートに併せて、今後、自主防災会のご理
解とご協力を得ながら、自主防災会に対する備蓄を行うことの検討を
して参りたいと考えております。
以上で、ございます。
ありがとうございました。
災害時における、避難所用、また、自主防災会への備蓄を検討する
とのことです。ありがとうございます。
先日の、倉吉市への研修は市内56自主防災会のほぼ半数の24
自主防災会の役員の方々が参加しておりました。
研修において災害発生時でのブルーシートの必要性を認識いたしま
したので、各自主防災会から、改めまして要望があるかもしれませ
んが、よろしくお願いいたします。
また、自助の観点から、各個人の建物管理は各個人で行い、ブルー
シートの備蓄の啓発活動は行うとのことですが、ブルーシートを屋根
にかけるのは大変でございます。備蓄を啓発するだけでなく、その
利用方法も合わせて市民のみなさまに、周知して頂く事を要望いた
しまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとう ございました
今後の予定
- 11月27日 俳句の会
- 11月29日 バレーボール練習
- 11月30日 近畿至誠会
- 12月1日 NPO法人江川エコフレンド定期清掃作業
- 12月1日 鴨島地区人権フェスティバル
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